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1995 Fiscal Year Annual Research Report

ブラジル移民・来住日系ブラジル人の生活構造・意識の変化に関する総合的現地調査研究

Research Project

Project/Area Number 06041105
Research InstitutionToyo University

Principal Investigator

藤木 三千人  東洋大学, 社会学部, 教授 (30057955)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 紀 葉子  東洋大学, 社会学部, 助教授 (40246781)
朝倉 隆司  東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (00183731)
喜多川 豊宇  東洋大学, 社会学部, 助教授 (40103569)
大坪 省三  東洋大学, 社会学部, 教授 (00090671)
園田 恭一  東洋大学, 社会学部, 教授 (20009898)
Keywordsエスニシティ / 同化 / 奥地型日本社会 / 日系文化 / 在伯コリアン / 大都市型日系社会 / ドイツ系ブラジル人 / イタリア系ブラジル人
Research Abstract

(1)アサイ、バストスでは、奥地小都市型日系人に関して、グループインタビュー及びデプスインタビュー調査を実施した。また、サンパウロ市では、大都市型日系人調査、さらにドイツ系及びイタリア系ブラジル人の生活調査を実施した。仮説どおり、奥地小都市型日系社会では、日系文化の継承度は高いが、高齢化、過疎化が著しく、世代交代が進んでいる。大都市型日系社会でも、中高年層においては日系文化への回帰現象は顕著にみられる。イタリア系ブラジル人はドイツ系ブラジル人にくらべ、はるかにブラジルへの同化は著しい。しかし、民族的アイデンティティの強いドイツ系ブラジル人でもドイツ語を自由に話せるものは少ない。これら独伊系にくらべると、日系人の日本文化の継承度ははるかに高い。(2)平成6年度に引き続き、ロンドリーナ、マリンガ、サンパウロ市で保健・医療に関する質問紙調査を実施した。また、医療機関、市役所、大学での聞きとり調査及び統計、文書資料の収集を行うことができた。(3)パラ州のトメアス-、モンテアレグレ地区(いずれもアマゾン地域)の日系人調査では、昨年度に継続して、日系人世帯の悉皆調査を実施した。各戸を訪問し、面接法で、家族構成、生産活動とくに農業経営の実態、日本への出稼ぎ状況、生活意識、日本文化への態度、当該地への移住動機等を調査した。また、日系文化協会、日系農協では役員、各層のリーダー層のデプスインタビューおよび総会等の集会への参加観察を行い、地域生活の実態把握につとめた。トメアス-地域は、日本人が開いたコロニアだけに日本語及び日本文化の継承度は、ポルトガル人が開いたモンテアレグレよりもはるかに高い。(4)在伯コリアン調査では、入念な予備調査を行い、その資料を基礎に、サンパウロ市ブラ-ス地区に集住する在伯コリアンを対象に質問紙調査を実施した。サルバトールでは、日系人の宗教生活の観察聞き取り調査を行った。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 共著 喜多川豊宇 編著者 エステラ フジイ: "ロンドリーナ出稼ぎ国際シンポジュウム" ブラジル ロンドリーナ大学出版局, (1996)

URL: 

Published: 1997-02-26   Modified: 2016-04-21  

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