Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
安 允玉 ソウル大学, 医科大学, 教授
李 孝錫 ソウル大学, 医科大学, 助教授
金 丁竜 ソウル大学, 医科大学, 教授
上村 精一郎 福岡大学, 医学部, 講師 (20258544)
渡辺 洋 福岡大学, 医学部, 講師 (40220917)
大久保 康人 大阪府赤十字血液センター, 副所長
辺 秀俊 共和病院, 院長
津熊 秀明 大阪府立成人病センター, 調査部, 課長
畝 博 福岡大学, 医学部, 助教授 (40122676)
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Research Abstract |
1.HCV抗体陽性の慢性肝炎,肝硬変,及び肝がん患者のHCV genotypeの調査 HCV Antibody Positiveの慢性肝炎,肝硬変,及び肝がん患者のHCV genotypeの検査し,韓国人患者(91名)では1型が1%,2型が41%,3型が43%,2+3型が13%,4型が2%,在日韓国朝鮮人患者(74名)では2型が77%,3型が16%,2+3型が5%,4型が1%,大阪の日本人患者(36名)では2型が86%,3型が14%,福岡の日本人患者(410名)では2型が66%,3型が23%,4型が10%であった。韓国人患者と日本人患者ではHCV genotypeが大きく異なっていた。在日韓国朝鮮人患者のHCV genotypeは日本人患者のそれに類似していた。 2.HCV抗体陽性の献血者あるいは一般住民のHCV genotypeの調査 ソウル,福岡,大阪において,献血者あるいは一般住民のHCV genotypeの検査を行った。 ソウルの献血者(19名)では2型が58%,3型が42%,大阪の日本人献血者(80名)では2型が70%,3型が21%,4型が9%,福岡の在日韓国人(29名)では2型が59%,3型が31%,4型が10%であった。 3.日本人の肝がんの症例対照研究 大阪成人病センターを中心に実施しており,現在,進行中である。肝がんのケース137例,コントロール324例を分析した結果,HCV Antibody PositiveのOdds Ratioが39.3,HBs Antigen Positiveのそれが14.1と,有意に高かった。
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