1995 Fiscal Year Annual Research Report
先端的航空宇宙推進システムにおける熱流体工学の諸課題に関する日露共同研究
Project/Area Number |
06044061
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
長島 利夫 東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (70114593)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
KURMANOV B.I CIAM, 冷却ガスタービン部, 主任研究員
KRASNOV S.E. CIAM, 多段圧縮機空力部, 主任研究員
KOPCHENOV V. CIAM, 理論気体力学数値解析部, 主任研究員
GORBATKO A.A CIAM, 燃焼部, 主任研究員
OSIPOVA A. CIAM, 理論気体力学部, 主任研究員
VENEDIKTOV V CIAM, 冷却タービン部, 主任研究員
IVANOV M.Ja. CIAM(Central Institute of Aviation Motor, 副所長, 教授
渡辺 紀徳 東京大学, 大学院・工学系研究科, 助教授 (10201211)
荒川 義博 東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (50134490)
河野 通方 東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (60011194)
塩谷 義 東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (30013733)
梶 昭次郎 東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (80013704)
野瀬 弘幸 航空宇宙技術研究所, 原動機部, 部長
難波 昌伸 九州大学, 工学部, 教授 (50037735)
小竹 進 東京大学, 名誉教授
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Keywords | 先端推進システム / 共同研究 / CIAM / 東京大学 |
Research Abstract |
日露両国双方の研究進捗状況の把握を行うため、8月に第一回共同会議をCIAM(モスクワ)において、次に12月に第二回全体会議を東京大学(東京)で開催した。また、それぞれの会議の前後の期間に実験設備などの見学が行なわれた。 会議の具体的内容としては、先ず、研究代表者による前年度の共同研究成果報告書が紹介され、その後、各分担研究者ならびに研究協力者による研究発表があり活発な意見交換が行われた。 討論は、先端的航空宇宙推進システムの要素研究に関する実験と計算結果を主体とするものであったが、第一回モスクワ会議では、ロシア側が前回新たに提案した数学的モデルを用いての全エンジンシミュレーション技術の概要が説明された。今後、これを遠心系小型ターボ機械に適用して日本側実験データと突きあわせることにした。さらに、第二回東京会議では、日本側から極低温流体ポンプや高温タービンなど先端ターボ機械内部流れおよびラム・スクラム燃焼技術に関する研究内容が紹介され、経験の深いロシア側研究者からは貴重な助言が得られた。 最後に、本共同研究における主要な活動となる数値シミュレーションを含めた理論解析の結果の相互比較をさらに徹底して協力することが確認された。具体的課題としては、超音速流中での着火と保炎のメカニズム究明およびその促進方法検討、そして、前述の遠心系ガスタービンエンジンの内部流れ数値シミュレーションの実行が挙げられた。
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Research Products
(2 results)
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[Publications] 長島利夫: "Plasma torch operation effect upon initial enhancement of hydrogen combustion in a 2-D supersonic mixing layer" Proceedings of XII ISABE. Vol.2. 1174-1183 (1995)
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[Publications] M.Ja.Ivanov: "Recent research activities in CIAM on gas turbine technologies" 日本ガスタービン学会誌. 第23巻. 57-65 (1995)