1994 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
06044109
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
光田 寧 京都大学, 防災研究所, 教授 (90027219)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小林 哲夫 九州大学, 農学部, 助教授 (20032576)
開發 一郎 広島大学, 総合科学科, 助教授 (60160959)
高橋 劭 九州大学, 理学部, 教授 (20197742)
佐橋 謙 岡山大学, 教育学部, 教授 (80032754)
塚本 修 岡山大学, 理学部, 助教授 (40027298)
堀口 光章 京都大学, 防災研究所, 助手 (60190253)
林 泰一 京都大学, 防災研究所, 助手 (10111981)
石川 裕彦 京都大学, 防災研究所, 助教授 (60263159)
池淵 周一 京都大学, 防災研究所, 教授 (20026181)
村松 久史 京都大学, 防災研究所, 教授 (40200307)
加藤 内蔵進 名古屋大学, 大気水圏科学研究所, 助手 (90191981)
武田 喬男 名古屋大学, 大気水圏科学研究所, 教授 (60022604)
甲斐 憲次 筑波大学, 地球科学系, 講師 (50214242)
松野 太郎 北海道大学, 大気環境科学研究所, 教授 (40037172)
成瀬 廉二 北海道大学, 低温科学研究所, 助教授 (10002099)
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Keywords | 乾燥地域 / 自然環境 / 乱流輸送 / 大気境界層 / 土壌水分 / 地下水位 / 人工衛星 / 数値シミュレーション |
Research Abstract |
8月中旬から9月下旬にかけて、臨沢砂漠観測点においてHEIFE研究期間中に未解決で残された乱流輸送量の高度変化、水蒸気の乱流輸送と地中水分変化との関係に関する観測を実施した(佐橋、小林、塚本、石川が参加)。中国側からは、蘭州高原大気物理研究所の王教授が参加し放射観測を実施した。観測開始直前に降水があったため、砂漠表面が湿った状態から次第に乾燥していく過程における水蒸気の乱流輸送のデータが得られた。特に、2高度(地上1.2m、8.9m)で同時測定した水蒸気の乱流輸送量観測の結果、前者が上向き輸送、後者が下向き輸送である場合が観測された。地表面下に関しては、浅い砂中の湿度分布の観測結果から、ほぼ1日中上向きの水蒸気輸送があることが確かめられた。また、小砂丘を堀りその断面を調べることにより、降水により湿った層の変化していく過程を明らかにするデータが得られた。 平成7年2月3日から3月5日の間、中国科学院蘭州高原大気物理研究所の王介民教授を招聘し、観測結果の共同解析を実施した。また次年度の観測計画の打ち合わせを行った。 平成7年2月26日から3月21日の間、中国北京大学地球物理学系の陳家宜教授と陳重講師を招聘し、臨沢砂漠観測点周辺のメソスケールの気象場の解析をMASCONモデルを用いて実施した。計算結果と人工衛星画像から得られる地表面状態を比較して検討し、メソスケールの大気の流れと地表面状態との関係について考察した。
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Research Products
(5 results)
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[Publications] 佐橋 謙・塚本 修: "HEIFE観測塔の測器の検定" 日本気象学会関西支部例会講演要旨集. 69. 32-34 (1994)
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[Publications] 佐橋 謙・塚本 修: "砂漠中の2高度で観測された乱流フラックス" 日本気象学会関西支部例会講演要旨集. 70. 28-30 (1994)
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[Publications] 佐橋 謙ほか1名: "オアシス中央部と風上側エッジ付近での気象状態の比較" 中国・四国の農業気象. 7. 80-81 (1994)
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[Publications] 小林哲夫・永井秀章: "DSL法による砂丘からの蒸発量の評価" 九州の農業気象. II. 41-44 (1994)
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[Publications] 小林哲夫・永井秀章: "HEIFE砂漠観測点における砂丘の土壌水分の動態" 中国・四国の農業気象. 7. 78-79 (1994)