1995 Fiscal Year Annual Research Report
洪水および地形変動による災害とその防御に関する研究
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06044113
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Research Institution | Ritsumeikan University |
Principal Investigator |
江頭 進治 立命館大学, 理工学部, 教授 (00027286)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
SHAMSUDIN 公共事業省, 水資源開発研究所, 室長
ISNUGROHO 公共事業省, 水資源開発研究所・河川工業実験所, 主任研究員
DYAH Rahaya 公共事業省, 水資源開発研究所・河川工業実験所, 所長
藤田 正治 京都大学, 農学部, 助教授 (60181369)
吉岡 洋 京都大学, 防災研究所, 助手 (10027287)
山下 隆男 京都大学, 防災研究所, 助手 (30111983)
田中 丸治哉 神戸大学, 農学部, 助教授 (80171809)
賓 馨 京都大学, 防災研究所, 助教授 (80144327)
澤井 健二 摂南大学, 工学部, 教授 (70109073)
河田 恵昭 京都大学, 防災研究所, 教授 (10027295)
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Keywords | 降雨流出 / 土砂流出 / 流路変動 / 海浜変形 / 海岸侵食制御 / 洪水災害 / 土砂災害 / 防災対策 |
Research Abstract |
本年度は、次のような研究活動を行った。(1)1995年6月〜8月に研究協力者のダダン博士を別途費用で招聘し、山下を中心として海浜流の理論的研究を行った。(2)1995年9月、宝はインドネシア公共事業省河川工学実験所を別途費用で訪問し、ブランタス川およびソロ川の水文GISを構築した。同時に、カウンターパートと共同してブランタス川流域のMOS-Ibの衛星画像を解析した。(3)同年、9月、吉岡は、セマラン海岸の海象観測装置の位置を西からのモンスーンによる海象の観測を行うことができるよう移動させた。また、セマラン海岸において観測を実施した。(4)同年、12月、江頭、藤田、里深(研究協力者)は、インドネシアを訪問し、カウンターパートとともに、ブランタス川においてスコールに伴う洪水と土砂流出の観測を行った。(5)1996年3月、山下は、バンドン水工研究所を訪れて次年度開催予定の共同研究集会の打合せを行うとともに、セマラン海岸において海象観測を行った。澤井は、ブランタス川派川のボロン川河口を対象として、河口堆積調査を行うとともに、資料収集を行った。 海外出張および招聘に関連する研究活動は上述のようである。以上、要するに、本研究の実績は次のよう要約される。セマラン海岸において、西からのモンスーンによる波と流れおよび衛星画像による水文特性、降雨および土砂流出特性の把握に努めている。さらに、これらのデータならびに理論解析を通して、洪水および地形変動予測のモデルの開発が着実に進められている。なお、これらの成果は研究発表のページに示すとおりである。
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Research Products
(13 results)
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[Publications] Takara,K.,Y.Tachiakwa and T.Koike.: "Verification on applicability of ERS images to hydrologic gemorophology and runoff analysis in Japanese catchment areas" Final Reprt of JERS-1 System Verification Program,Ministy of International Trade and Industry (MITI) and National Space Development Agency of Japan (NASDA). Vol.2. 602-609 (1995)
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[Publications] Takara,K.: "Accuracy assessment of catchment surface classificaution based on remotelv sensed imageris with various spatial resolutions" The first ADEOS Symposium/Workshop National Space Deveropment Agency of Japan (NASDA), Enviromental Agency (EA) and Ministly of International Trade and Industry (MITI). Vol.2. 513-516 (1994)
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[Publications] 田中丸治哉: "タンクモデル定数の大域的探索" 農業土木学会論文集. 第178号. 103-112 (1995)
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[Publications] Syamusudin,A.R.,Y.Tuchiya and T.Yamashita: "A Beach Erosion in Kuta Beach,Bali and Its Stabilization" Proc.24th Int.Conf.on Coastal Eng.2683-2697 (1994)
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[Publications] Tuchiya,Y.,T,Yamashita and T.Izumi: "Erosion Control by Considering Large Scale oastal Behavior" Proc.24th Int.Conf.on Coastal Eng.,ASCE. 3378-3392 (1994)
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[Publications] 道上正規,藤田正治,日下部重幸: "水みちの発生・発達過程の実験とシミュレーション" 水工学論文集. 第39巻. 613-618 (1995)
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[Publications] 中西史尚・江頭進治・金 海生・望戸昌観: "ブランタス川蛇行部の河床変動" 土木学会,関西支部平成8年度年次学術講演会.
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[Publications] 望戸昌観・江頭進治・金 海生・中西史尚: "ブランタス川中流部における河床変動" 土木学会,関西支部平成8年度年次学術講演会.
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[Publications] 中西史尚・江頭進治・藤田正治: "ブランタス川中流部の河床変動の実態" 土木学会,第50回年次学術講演会,第2部(A). 476-477 (1995)
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[Publications] Sutikno,Egashira,S.,Sakatani,Y.,Chida,Y and Supandiyo: "Estimation of Fine Sediment Yield in Tirtomoyo River Basin,Wonogiri,Central Java,the Republic of Indoneshia" Proceedings of the International Sabo Symposium,Tokyo,Japan. 197-204 (1995)
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[Publications] Y,Kawata: "Characteristics of urbun natural disaster and its scenarios toward catastrophe" Proc.IDNDR Aichi/Nagoya International Conference. 41-56 (1994)
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[Publications] Akai.k,k.Ashida,K.Sawai et al: "An Idea of Estuary Sedimentation Control and Reclamation by Tidal Dynamics ("Marine Hollow")" Advances in Hydro-Science and Engineering. Vol.II. 1383-1390 (1995)
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[Publications] 河田恵昭: "都市災害" 近未来社, 全232ページ (1995)