1996 Fiscal Year Annual Research Report
核反応プラズマ計測のためのレーザー応用プラズマ計測法の開発
Project/Area Number |
06044170
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
村岡 克紀 九州大学, 大学院・総合理工学研究科, 教授 (80038546)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
HORTON L. JET協同研究機構, 実験第II部門, 主任研究員
MORGAN P.D. JET協同研究機構, 実験第II部門, 主任研究員
SUMMERS D.D. JET協同研究機構, 実験第I部門, 主任研究員
GOWERS C. JET協同研究機構, 実験第I部門, 主任研究員
NIELSEN P. JET協同研究機構, 実験第I部門, 研究員
田中 謙二 核融合科学研究所, 助手 (50260047)
御手洗 修 九州東海大学, 工学部, 教授 (00181925)
ボーデン マーク ダグラ 九州大学, 大学院・総合理工学研究科, 助手 (10260720)
内野 喜一郎 九州大学, 大学院・総合理工学研究科, 助教授 (10160285)
STOTT P.E. JET協同研究機構, 実験第I部門, 部門長
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Keywords | 核反応プラズマ / レーザー / 計測 / トムソン散乱 / ライダー / 協同トムソン散乱 / イオン温度 / アルファ粒子密度 |
Research Abstract |
本研究は,本研究代表者らが開発を進めてきたレーザー応用プラズマ計測法を,本格的なDT燃焼の準備作業に入っているJETトカマク装置へ適用し,その有効性を験そうとするものである。 本年度はレーザー応用プラズマ計測法のうち,次の2課題について研究を進め,成果を得た。 (1)ダイバータ部のLIDARトムソン散乱システムについて,ミラーを用いないレーザー入射系を設置し,稼働させた。しかし,軸合せの困難のため散乱信号は得られず,より根本的な検討が必要なことが明らかになった。他方,コア部のLIDARトムソン散乱により得られる電子温度,密度のプロファイルの経時変化を8H_zで追跡できるシステムを,データ解析のためのソフトウェア開発を含めて完成させた。現在これは正常に作動し,JETプラズマの電子温度および密度の経時変化のデータをルーチンに供給している。 (2)協同トムソン散乱について,平成7年度におけるイオンからの散乱のファーストデータを基に,改良の方向を検討した。また,その際のSN比を基にしてα粒子のエネルギー分布,密度を測定するためのSN比の検討を行った。今後は,DT燃焼による本格的な実験に備える予定になっている。 この項目に関して特筆すべきことは,本研究を糸口にして日米欧の協同トムソン散乱検討プロジェクトチームを発足させたことである。平成8年12月に関係者が5人集まり協議した。その結果,原研のトカマク型装置JT-60Uでの実験を平成10年度から実施する方向で準備に入ることとなった。
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[Publications] 御手洗 修,村岡克紀: "D-T実験における協同トムソン散乱アルファ粒子計測" プラズマ・核融合学会誌. 72・7. 606-620 (1996)
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[Publications] O.Mitarai,K.Muraoka: "Ignition Analyses for Burn Control and Diagnostics Developments in ITER" Nuclear Fusion. (to be published).
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[Publications] 村岡克紀,前田三男: "プラズマと気体のレーザー応用計測" 産業図書(株), 289 (1995)
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[Publications] K.Muraoka,K.Uchino,T.Kajiwara,S.Kuroda,T.Okada,M.Maeda: "Laser Induced Fluorescence" Diagnostics for Experimental Thermonuclear Fusion Reactors, 10 (1996)
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[Publications] K.Uchino,S.Kuroda,T.Kajiwara,K.Muraoka,T.Okada,M.Meada: "Laser Diagnostics of Hydrogen and Helium Atoms in a Divertor Region" Diagnostics for Experimental Thermonuclear Fusion Reactors, 4 (1996)