高電圧ソーラーアレイに関する宇宙実験 Space Experiment on High Voltage Solar Array

1994 Fiscal Year Annual Research Report

• Project/Area Number: 06044226
• Research Institution: Institute of Space and Astronautical Science
• Principal Investigator: 栗木 恭一 宇宙科学研究所, 宇宙推進, 教授 (20013659)
• Co-Investigator(Kenkyū-buntansha): 趙 孟佑 神戸大学, 自然科学研究所, 助手 (60243333) ; 國中 均 宇宙科学研究所, 電気推進, 助手 (60234465) ; ヘイスティングス ダニエ マサチュセッツ工科大学, 航空宇宙, 教授 ; 清水 幸夫 宇宙科学研究所, 宇宙推進, 技官 ; 都木 恭一郎 宇宙科学研究所, 宇宙推進, 助教授 (40172142) ; 佐々木 進 宇宙科学研究所, 宇宙エネルギー, 助教授 (00092221)
• Keywords: 宇宙実験 / SFU / スペースフライヤーユニット / 電離層プラズマ / プラズマ干渉 / 高電圧ソーラーアレイ

Research Abstract

1.数値シュミレーション 高電圧ソーラーアレイ実験で用いられる太陽電池アレイの特性値を用いて電離層プラズマ干渉に関する数値シュミレーションおよび実験室模擬実験を日米双方で実施した。その結果、発生するであろう干渉の程度を定量的に予測した。
2.研究者間打ち合わせ及び学会発表 双方で実施した数値シュミレーションを突き合わせ予想される結果を確認した。軌道運用方法・手順やその後のデータ解析の手順などを日米研究者間にて打ち合わせを行った。高電圧ソーラーアレイ実験を実施するにあたり、本実験の意義や期待される成果をまとめ、米国および国内の学会などで口頭発表を行った。
4.NASA関連施設における打ち合わせ 実験機器の回収を速やかに実施するためにNASA関連施設において打ち合わせを行った。
5.軌道運用計画の立案 以上の研究、打ち合わせを踏まえ、軌道運用計画を最終的に立案し、地上支援装置のメインコンピュータに軌道運用コマンドとして登録した。
6.国内研究者による宇宙実験の実地訓練 SFUコントロールセンターにおいて、実際の地上管制装置に疑似データを流して、宇宙実験の運用練習を行った。これにより改善点が見いだされまた管制装置に習熟し、軌道運用に備えることができた。
7.宇宙実験装置の維持点検 宇宙実験装置は既に完成し、これをSFUシステムに取付けて打ち上げ運用に向けて宇宙センターにおいて数々のテストを実施した。これに伴い、試験準備に関する技術的打ち合わせや試験への立会のため国内出張を実施した。
8.SFUの打ち上げ SFUを種子島宇宙センターより近々に打ち上げる。