Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
KUNZ Heinz W ピッツバーグ大学, 医学部, 教授
GILL III Tho ピッツバーグ大学, 医学部, 教授
松本 耕三 徳島大学, 医学部, 助教授 (00002246)
名取 孝 (財)実験動物中央研究所, 研究員
吉田 廸弘 北海道大学, 理学部, 教授 (60001765)
森脇 和郎 福山大学, 工学部, 教授 (50000229)
野村 達次 (財)実験動物中央研究所, 所長 (10072399)
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Research Abstract |
平成6年8月,研究分担者のDr.GillおよびDr.Kunzを招聘し,第1回ラット国際命名規約委員会(RGNC:International Rat Genetic Nomenclature Committee)を開催した。当初の計画では,平成7年度に開催する予定であったが,本研究の実施が3年であることから,1年目と3年目に開催することが効率的であるとの判断で一年繰り上げて実施した。本会議には,上記の班員以外に国内から森脇,名取,攀じた,松本班員の他事務局2名を含む7名が参加,また,国外からはイギリス,ドイツ,スウェーデン,アメリカから4名の委員会委員のメンバーが出席した。 会議では,本委員会は国際実験動物会議(ICLAS)の下に置かれること,委員会事務局として,研究代表者の所属する(財)実験動物中央研究所が正式に承認された。本会議は隔年開催すること,国際ラットアロ抗原ワークショップと同時開催することが承認された。一方委員会の役割として,系統名(凍結系統の命名を含む),遺伝子名,系統維持施設名の命名規約を明確にするために従来の規約を整理し,新たな規約を作成することとし,その概略をまとめる作業が行われた。さらに,系統および遺伝子のデータベースおよび国際情報ネットワークを整備すること,委員会刊行誌の発行を行うことなどが決定された。系統維持を恒久的に行うための国際エンブリオバンクとして実中研を指定した。また,系統の遺伝学的および微生物学的品質検査(モニタリング)実施機関として実中研のICLASモニタリングセンターが指定された。 10月には,研究代表者をはじめ,野村,森脇,名取班員および研究協力者として実中研の伊藤豊志雄(微生物検査部)が訪米し,第1回国際ラット命名規約委員会のまとめ作業を行うとともに,データベースに関する情報収集を行った。また,平成8年度に行われる第2回の委員会開催要項についても話し合いが行われた。
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