大韓民国の生産性の向上と環境の保全

1994 Fiscal Year Annual Research Report

• Project/Area Number: 06045044
• Research Institution: University of Miyazaki
• Principal Investigator: 杉尾 哲 宮崎大学, 工学部, 教授 (70069524)
• Co-Investigator(Kenkyū-buntansha): 李 孝淵 順天大学校, 自然科学大学, 助教授 ; 斐 英換 順天大学校, 農科大学, 助教授 ; 高 重淑 順天大学校, 自然科学大学, 助教授 ; 鄭 在成 順天大学校, 自然科学大学, 助教授 ; 金 俊選 順天大学校, 農科大学, 助教授 ; 斐 仁烋 順天大学校, 農科大学, 教授 ; 金 柄日 順天大学校, 工科大学, 副教授 ; 梁 承烈 順天大学校, 農科大学, 教授 ; 位田 晴久 宮崎大学, 農学部, 助教授 (60151768) ; 町田 正人 宮崎大学, 工学部, 助教授 (70211563) ; 中尾 登志雄 宮崎大学, 農学部, 助教授 (40038310) ; 中西 勉 宮崎大学, 工学部, 教授 (40038055) ; 木島 剛 宮崎大学, 工学部, 教授 (90040451) ; 足立 泰二 宮崎大学, 農学部, 教授 (50040861) ; 井野 郁男 宮崎大学, 教育学部, 教授 (50041025) ; 國武 昌人 宮崎大学, 農学部, 教授 (10039323) ; 大橋 富美男 宮崎大学, 農学部, 教授 (80040830)
• Keywords: リモートセンシング / チーズの物性 / 遺伝子融合の機構 / ソバの細胞融合 / 無機材料 / 複合材料 / 酸性降下物 / 施設園芸

Research Abstract

杉尾と國武は、斐英換助教授と協力して、人工衛星によるリモートセンシング技術の応用について検討し、CPSによる調査位置の測位の精度、衛星情報による農地土壌特性との関連づけの可能性について、土地被覆分類の観点から解析した。大橋は、斐仁烋教授から推薦された学部学生を研究室に受け入れて、フレッシュチーズの製造を指導し、その品質の一環としての成分組成と物性を走査型電子顕微鏡により測定して、微細構造を解析した。井野は、サルモネラ菌において、遺伝子融合した変異株の一つからDNAを抽出し、関連部分の塩基配列を決定して、ヌクレオチドが欠失して両遺伝子が融合していることを明らかにし、鄭在成助教授と協力して遺伝子融合の機構を検討した。足立は、ソバの生殖時の障害要因について超微細構造的に解析を進め、李孝淵助教授と協力して、培養系を用いた細胞融合実験と形質転換を検討した。木島と町田は、カリックスアレーンを含む層間化合物を新たに合成するとともに、層間アミド化反応を利用する有機無機複合物の新規合成法を開発して、高重淑助教授と協力して、その化学的機能を検討した。中西は、環境の保全と機械部品の軽量小型化を目的として、鉄鋼材料の廃材を利用した工業用新材料のアルミニウム基合金複合材料の開発を行う実施方案を確立し、金柄日助教授と協力して物理的性質について検討した。中尾は、金俊選助教授と協力して、日韓両国の酸性雨による森林への影響を検討し、森林全体への影響はまだ出ていないものの、重化学工業地帯や大都市の周辺の一部の樹種では大気汚染との複合被害が発生していることを明らかにした。位田は、梁承烈教授と協力して、施設果菜の生産・流通の実態調査を行い、日韓両国の実態調査の分析および栽培環境条件と収量構成、品質等との関連についての要因解析を行った。

Research Products

• [Publications] C.Duguchi,S.Sugio: "Estimations for Percentage of Impcrvious Arca by the Usc of Satellite Remote Sensing Imagery" Water Science Technology. 29. 135-144 (1994)
• [Publications] S.Sugio,C.Duguchi: "Change of groundwater recharge caused by urban development" Proceedings of 9th Congress of the asian and pacific division of IAHR.1. 104-110 (1994)
• [Publications] 渡邊圭四郎、中原史郎、向井亮介、國武昌人: "GPS利用による都市近郊農村の土地被覆分類" 農業土木学会誌. 62. 979-984 (1994)
• [Publications] 農新介、長田貞之、大橋富美雄、山内清、原田宏、江藤望: "限界ろ過濃縮牛乳から製造したフレッシュチーズの成分組成および物性" 日本畜産学会誌. 65. 685-687 (1994)
• [Publications] 農新介、長田貞之、大橋富美雄、山内清、原田宏、江藤望: "限界ろ過濃縮牛乳から製造した冷蔵フレッシュチーズの物性" Japanese Journal of Dairy and Fod Science. 43. 81-85 (1994)
• [Publications] M.Yamaguchi,T.Maki,T.Ohishi,I.Ino: "Succinyl-coenzyme A:Anthocyanidine Succinyl transferase in flowers ofCentaurea cyanus" Phytochemistry. (in press). (1995)
• [Publications] S.Lachmann,T.Adachi,et al.: "Protoplast Fusion in Buckwheat:Preliminary Results on Somatic Hybridization" Fagopyrum. 14. 7-12 (1994)
• [Publications] L.M.Guan,T.Adachi,et al.: "Ultrastructural Change of the Mature Embryo Sac in Buckwheat(Fagopyrum Esculentum)as a Results of High TemperatureExposure" Cytologia. 59. 237-248 (1994)
• [Publications] L.Z.Chen,T.Adachi,ct al.: "Plant Regeneration via Somatic Embryogenesis from Cotylendon Protoplasts of Tomato(Lycopersicon Esuculentum)" Jap.Jour.Breed.44. 257-262 (1994)
• [Publications] T.Kijima,S.Watanabe M.Machida: "Carbon Number Dependence of theIntercalation and Interlayer Amidation Properties of α,ω-Alkylidamines for Layered Zirconium(Carboxyethyl)Phosphonate" Inorganic Chemistry. 33. 2586-2591 (1994)
• [Publications] T.Kijima,Y.Kato,K.ohe,M.Machida,Y.Matsushita,T.Matsui: "Intercalation of p-Aminobenzylated and Dimethylammoniomethylated Calix〔4〕areneoctols by Cu(II)-Montmorillonite" Bulletin of Chemical Society ofJapan. 67. 2125-2129 (1994)
• [Publications] M.Machida,H.Murakami,T.Kijima: "Absorption/Desorption Properties of Nitric Oxide over Layer Cuprates,La_<2-X>Ba_XSrCu_2O_6" Journal of Materials Chemistry. 4. 1621-1625 (1994)
• [Publications] 中尾登志雄、井倉洋二: "九州山地中部における降水および樹幹流のpHと溶存成分" 九州大学農学部演習林報告. 71. 1-12 (1994)
• [Publications] 中尾登志雄: "宮崎における林外雨、樹幹流のpHおよび成分比較" 日本林学会論文集. 106. (1995)
• [Publications] 位田晴久: "培養液調整のための半自動プログラムの開発" 園芸学会雑誌. 64. (1995)
• [Publications] 位田晴久(分担執筆)礒田龍三編著: "暖地園芸技術" 養賢堂, 201 (1994)