1994 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
06202101
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
栗山 規矩 東北大学, 経済学部, 教授 (50004205)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大平 号声 東京国際大学, 経済学部, 教授 (80203925)
鬼木 甫 中京大学, 経済学部, 教授 (40107107)
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Keywords | 高度情報化 / 経済成長 / 雇用構造 / 産業連関分析 / 電気通信産業 / インフラストラクチャー / BISDN / ファクシミリ |
Research Abstract |
本研究班の課題は、最近の情報技術の発達にささえられた高度情報化が、経済成長、産業構造、貿易摩擦にどのような影響を与えてきたかを、定量的に明かにし、将来の情報化社会の建設にとって望ましい経済システムを展望することである。平成6年度の報告書「高度情報化と経済成長・産業構造・貿易摩擦(3)」、平成7年3月、に沿って研究実績をまとめると以下の通りである。 1.わが国において情報化が進展していった経済的要因を、企業の直 面している不確実性との関係から検討を加えた。(大平号声) 2.わが国経済の情報化を産業連関表によって把握した。(大平号声) 3.産業連関分析法によって、新しい情報通信技術の変化が1980年から1990年にかけて雇用にもたらした大きさを明かにした。(大平号声) 4.新しい情報通信技術がわが国の経済にどの程度の成長をもたらしたかを1975-1985年について明らかにした。(栗山規矩) 5.1955年から1980年にかけての電気通信インフラストラクチュアの建設において、電話債券制度がはたした役割を検討した。(鬼木甫、栗山規矩他) 6.新しい通信網である広帯域総合サービス・ディジタル通信網(BISDN)を建設する場合の必要資金額とそれに見合う需要がいかなる価格のもとで発生するかを明らかにした。(鬼木甫、栗山規矩他) 7.BISDNのサービスに対する需要は端末機器の価格に大きく左右される。端末機器として家庭用ファクシミリをとりあげ、需要動向調査にもとづく需要関数を推計し、端末機器需要の所得弾力性、価格弾力性と予測における問題点を検討した。
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Research Products
(7 results)
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[Publications] 鬼木 甫: "「わが国電気通信産業の供給予測:1996-2015年---BISDN建設の経済的基盤」(河村真、野口正人と共著)" 『郵政研究レヴュ---特集:電気通信サービスの需要分析』. No.4. pp.41-95. (1993)
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[Publications] 大平 号声: "「情報化進展の経済的要因」" 情報の科学と技術. Vol.44,NO.2/3. 82-88 (1994)
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[Publications] H.Oniki: ""Japanese Telecommunications as Network Industry:Industrial Organization for the BISDN Generation Technology." "Telematics and Informatics. Vol.11,no.3. (1994)
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[Publications] 大平 号声: "「産業連関と日本経済の情報化」" イノベーション&I-Oテクニ-ク. 第5巻. 8-13 (1995)
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[Publications] 大平 号声: "「企業活動と情報」" 東京国際大学論叢 経済学部編. 12号. (1995)
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[Publications] 鬼木 甫: "「ネットワークとしての電気通信産業---広帯域(BISDN)時代における電気通信産業組織」.南部,伊藤,木全編,『ネットワーク産業の展望(郵政研究所研究叢書)』,第7章,pp.151-188." 日本評論社, (1994)
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[Publications] 大平 号声、栗山 規矩: "『情報経済入門』(共著)" 福村出版, 199 (1995)