1994 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
06208206
|
Research Institution | University of the Ryukyus |
Principal Investigator |
豊見山 和行 琉球大学, 教育学部, 助教授 (40211403)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高良 倉吉 琉球大学, 法文学部, 助教授 (60264470)
池宮 正治 琉球大学, 法文学部, 教授 (00044842)
|
Keywords | 史料の大量処理 / 琉球家譜 / 上江洲家文書 |
Research Abstract |
本年度(1994年度)の研究実績は以下の通りである。 (1)研究組織の各メンバー(研究協力者を含む)が関係史料の存在状況、所在状況などの情報交換や史料の大量処理についての検討会、および本研究に関連する研究会を「琉球・沖縄の対外関係史」(代表金城正篤)班と「沖縄の社会に関する研究」(代表仲地哲夫)班合同で5回行った(94年8月、9月、11月、12月、95年2月)。また、統括班研究会において本研究代表(豊見山)による研究発表をも行った(12月)。 (2)本研究班では、琉球家譜の収集を行い、次の家譜史料をフィルム収集した。「毛姓家譜」、「尚姓家譜」、「孫姓家譜」、「文姓家譜」、「栄姓家譜」、他30冊、計35冊。なお、この点数は95年2月時点であるため、引き続き次年度での収集整理において点数の増加が予想される。 (3)データ入力を開始した。具体的には、『那覇市史』家譜資料中の首里系家譜の入力をフルテキストで行った。次年度は、久米系家譜、那覇系家譜の入力を行うことを計画している。 (4)古文書調査を行い、八重山での家譜史料の所在を確認した。さらに、久米島の在地役人(地頭代)の旧家である上江洲家の文書調査を行った。その結果、総点数は約1500点ほどであることが判明した。その内の350点を整理し、史料カード化した(95年2月時点)。それらのカードをさらにデータベース化(桐による)した。次年度も引き続き同文書の整理とデータベース化をあわせて行う予定である。
|