1994 Fiscal Year Annual Research Report
遷移金属硫化物,セレン化物における新超伝導体の探索
Project/Area Number |
06216236
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Research Institution | Okayama University of Science |
Principal Investigator |
大谷 槻男 岡山理科大学, 理学部, 教授 (70108976)
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Keywords | 超伝導 / 遷移金属硫化物 / 遷移金属セレン化物 / メカニカルアロイング法 / 相転移 |
Research Abstract |
1.Cu_<2-x>S,Cu_<2-x>Seのメカニカルアロイングによる合成と物性 メカニカルアロイング法によって上記の化合物を合成した。1時間のミリングによって完全に反応することがわかった。Cu_<2-x>Sは通常の合成法では合成できない準安定相であることがわかった。Cu_<2-x>Seは安定相であったが、3K付近で超伝導が観測された。 2.TlCu_7Se_4のメカニカルアロイング法による合成と物性 メカニカルアロイング法によって通常の合成法では合成が困難なTlCu_7Se_4の合成に成功した。T1Cu_7S_4ではすでに興味深い逐次相転移を観測しているが、TlCu_7Se_4においても3種類の相転移を見いだした。ただし、2K以上には超伝導は観測されなかった。 3.Ba-Ta-Seの超伝導 BaTa_2Se_5付近の組成の試料が3Kで超伝導を示すことを見いだした。試料の特定を行なっているところである。
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Research Products
(3 results)
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[Publications] H.Hinode: "Homogeneity Range and Some Physical Properties of Intercelated Compounds of Mn_XTaS_2" J.Solid State Chem.114. 1-5 (1995)
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[Publications] T.Ohtani: "Physical Properties and Successive Phase Transitions in Quasi-One-Dimensional Sulfides ACu_7S_4(A=Tl,K,Rb)" J.Solid State Chem.(印刷中). (1995)
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[Publications] T.Ohtani: "Phase Transition in the Layered Ternary Sulfide-α-BaCu_4S_3-" Mat.Res.Bull.(印刷中). (1995)