1994 Fiscal Year Annual Research Report
モデルポテンシャル法による金属およびイオン結晶表面への吸着反応の理論的研究
Project/Area Number |
06219219
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
三好 永作 九州大学, 工学部, 教授 (70148914)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
甲木 伸一 九州大学, 工学部, 教授 (50038436)
酒井 嘉子 九州大学, 工学部, 教授 (40091392)
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Keywords | 吸着反応 / 分子軌道法 / モデルポテンシャル / 表面 |
Research Abstract |
(1)私たちは、ここ数年来、信頼度の高いモデルポテンシャル法を開発し、遷移金属元素をはじめいくつかの典型元素に対して,モデルポテンシャルと原子価電子のための基底関数のセットを提出してきた。本研究の第一の目的は周期表のすべての元素について,高品位のモデルポテンシャルを開発することであり,第2の目的は,これらを用いて吸着反応の理論的研究をすることである. (2)得られたモデルポテンシャルを用いて,アルカリ土金属のハロゲン化物(MX_2,M=Sr,Ba,X=F〜1)の平衡構造の決定を行い,また,クラスターモデルAs_2(GaH_2)_4系に適用し,Gaダングリング結合サイトからのAs_2分子の解離反応の機構を調べ,それぞれ,発表した.現在,Cu表面上でのLiOHの生成についてのクラスター計算,SO_2分子の金属表面への吸着のクラスター計算が進行中である. (3)甲木はスペクトル表示を用いたモデルポテンシャル法を,他のモデルポテンシャル法と比較し,スペクトル表示を用いたモデルポテンシャル法がよい近似法の1つであることを示した.現在,この近似法が電子相関を取り扱う理論計算で有効であるかどうかの研究が進行中である.
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Research Products
(6 results)
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[Publications] S.Huzinaga: "A Method of Generating Effective Orbital Set for CI Calculation." J.Chem.Phys.100. 1435-1439 (1994)
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[Publications] Y.Mochizuki: "A Theoretical Study on the As2 Desorption from the Ga Dangling-Bond Site." Phys.Rev.B. 49. 4658-4667 (1994)
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[Publications] K.Miyake: "Theoretical Study on Electronic Structure of Alkaline Earth Dihalides." J.Mol.Structure. 31. 123-135 (1994)
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[Publications] H.Tatewaki: "Numerical Hartree-Fock energies of low-lying excited states of neutral atoms with Z<18" J.Chem.Phys.101. 4945-4948 (1994)
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[Publications] H.Tatewaki: "The surface and bulk excitons of crystalline LiF.Li_nF_m cluster embedded in ionic cage." Surface Sci.(in press).
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[Publications] S.Katsuki: "Model potential in spectral representation form.Its fidelity and comparison with other model potentials." Can.J.Chem.(in press).