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1994 Fiscal Year Annual Research Report

電解重合法による機能性薄膜被覆電極の創製と機能発現機構

Research Project

Project/Area Number 06226278
Research InstitutionWaseda University

Principal Investigator

逢坂 哲彌  早稲田大学, 理工学部, 教授 (20097249)

Keywords電解重合 / 有機薄膜 / 不活性化 / p型高分子 / n型高分子 / 固体電解質 / ゲル電解質
Research Abstract

本研究では電解重合法による機能性薄膜の創製、機能付与、機能発現機構の解析を行った。従来より導電性かつ電気化学的活性高分子について研究がなされてきた当分野において新規な着眼点としてポリピロール重合成膜時に絶縁不活性化反応を並行して進行させることで均一薄膜の作製を可能とした。その膜生成時には重合と同時に求核性物質によるπ共役系破壊反応が進行することを示し、求核的攻撃の制御より薄膜特性の制御を可能とした。また電場下における絶縁膜の導電率安定性について知見を得た。
また高分子アニオンと電気化学的活性なp型高分子の複合膜の酸化還元時にはアニオンの代わりに、カチオンによる電荷補償が起こることを明らかにした。この事から分子レベルでの複合による機能付加が示された。さらに高分子固体電解質/電気化学的活性高分子界面の電気化学的挙動についても検討を加え、固体系における特異性として物質移動過程が反応全体を支配することが示され、この全固体系における有機電気化学反応の取扱いに対し知見を得た。さらに固体高分子電解質と有機液体電解質の中間に位置するゲル電解質/高分子膜の組み合わせを試み、その電荷移動反応、物質移動過程が液体電解質と同等であることを明らかにした。さらに、リチウム二次電池正極を一つの応用例として、電気化学的活性高分子について総合的な評価を行い、電解重合膜の機能化およびその機能制御、機能発現機構について総合的に評価を行った。また以上の研究において薄膜電極の電気化学的評価および物質移動の評価における測定法についての検討より各測定法の選択、有用性、限界について指針を得た。

URL: 

Published: 1996-04-08   Modified: 2016-04-21  

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