1994 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
06232211
|
Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
日高 達 九州大学, 工学部, 教授 (30037931)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
冨浦 洋一 九州大学, 工学部, 助手 (10217523)
|
Keywords | 確率文脈自由文法 / パラメタ推定 / 一致推定 |
Research Abstract |
確率文脈自由文法において、真値に確率収束するような確率パラメタの推定法consisteutなパラメタ推定法--を理論的に確立することが,本研究の一つの目的である.cousistentなパラメタ推定法は,我々の推測によれば,すべての構文木の生起確率の総和が1になる健全(sonsistent)な確率文法でないと構成困難である.確率文脈自由方法の健全性については,BoothとThompsonにより十分条件が与えられているが,(1)必要十分条件ではない,(2)不健全な文法において,構文木の生起確率の総和を計算する方法があたえれていない,など不十分なものであった. 本年度の研究では,以下の4項目の研究成果を得て,健全・不健全性に関する大方の問題を解決した. (1)構文木の生起確率の総和に関する方程式(確率特性方程式)を導入した. (2)確率特性方程式の最小解が構文木の生起確率の総和に等しいことを示した. (3)最小解を具体的に求めるための漸化式を提示した. (4)ill formedでない(無駄な非終端記号を含まない)確率正規文法は健全であることを示した.
|
Research Products
(4 results)
-
[Publications] 鶴留 郁夫: "確率文脈自由文法の特性方程式" 電気関係学会九州支部連合大会(第47回連合大会)講演論文集. 683-683 (1994)
-
[Publications] 藤本 修造: "確率文脈自由文法のパラメタ推定法の評価" 電気関係学会九州支部連合大会(第47回連合大会)講演論文集. 684-684 (1994)
-
[Publications] 田辺 利文: "係り受け関係の記述能力を持つPCFG" 電気関係学会九州支部連合大会(第47回連合大会)講演論文集. 685-685 (1994)
-
[Publications] 合庭 俊之: "確率文脈自由文法の複合化" 電気関係学会九州支部連合大会(第47回連合大会)講演論文集. 686-686 (1994)