1994 Fiscal Year Annual Research Report
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06239225
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Research Institution | Japan Advanced Institute of Science and Technology |
Principal Investigator |
辻本 和雄 北陸先端科学技術大学院大学, 材料科学研究科, 教授 (50017414)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高橋 哲郎 北陸先端科学技術大学院大学, 材料科学研究科, 助教授 (90133769)
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Keywords | レチノクロム / レチナ-ル / 光異性化 / ロドプシン / 拮抗作用 / 光学活性誘起 / 色素形成 / β-ヨノン |
Research Abstract |
(1)10-メチルレチナ-ルとアポレチノクロムとの色素形成をした(λ_<max>505nm)。 (2)10-メチルレチノクロムは570nmの光によって、光退色し、高位置選択的に10-methyl-11-cis-retinalを与えることをNMRなどによって確認した。 (3)上で得られた10-methyl-11-cis-retinalは負の円二色性を示した。 アセトニトリル中で10-methyl-all-trans-retinalを光異性化すると10%以下の選択率で10-methyl-11-cis-retinalが得られるが、それは円二色性を示さない。 (4)10-methyl-11-cis-retinalはウシオプシンとロドプシンを形成した(λ_<max>510nm)。 (5)10-メチルロドプシン再生のダイナミックス レチノクロムの光異性化を利用して得られた10-methyl-11-cis-retinalを用いて10-メチルロドプシンを再生すると、ラセミ化した10-methyl-11-cis-retinalを用いて再生した場合と比較して形成速度が約1/2であることがわかった。また、ラセミ化した10-methyl-11-cis-retinalを用いた形成速度は天然の11-cis-retinalを用いてロドプシンを再生する速度はほぼ等しいこともわかった。 (6)この光trans-cis異性化の位置選択性を決める構造因子についてしらべるため、共役系の長さの異なるレチナ-ルアナログである5,6,-dihydroretinal,7,8-dihydroretinal,5,6,7,8-tetrahydroretinal,3,4-dehydroretinal,a-retinalを合成した。 (7)これらのレチナ-ルアナログとアポレチノクロムとの色素形成をした。 (8)レチナ-ルアナログの相対的な色素形成速度をもとめた。 (9)色素形成に際して、β-ヨノンの添加が拮抗作用を示すことがわかった。
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Research Products
(2 results)
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[Publications] S.Tsuboi: "Phosphorylation of an Inhibitory Subunit of cGMP Phosphodiesterase in Rana catesbiana Rod Photoreceptors," J.Biol.Chem.,. Vol.269,. 15016-15023 (1994)
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[Publications] A.Wada: "Conformational Studv of Retinochrome Chromophore:Synthesis of 8,18-Ethanoretinal and a New Retinochrome Analog," J.Org.Chem.,. Vol.59,. 6922-6927 (1994)