1994 Fiscal Year Annual Research Report
ショウジョウバエ神経筋接合部をテデルとしたシナプス形成機構の遺伝学的解析
Project/Area Number |
06256203
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Research Institution | Gunma University |
Principal Investigator |
吉原 基二郎 群馬大学, 医学部, 助手 (80222397)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
城所 良明 群馬大学, 医学部, 教授 (00053083)
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Keywords | ショウジョウバエ / 神経筋接合部 / シナプス形成 / エンハンサートラップ法 / 電気生理 / 共焦点レーザー顕微鏡 |
Research Abstract |
1.エンハンサートラップ法による神経筋接合部形成に異常を持つ突然変異体の探索(吉原担当) 我々は、神経筋接合部形成に働いている分子を遺伝学的に同定する目的で、エンハンサートラップ系統のスクリーニングを行っている。この目的のために、(1)運動神経あるいは筋細胞での発現が見られる(2)孵化不能、即ち致死であるという二つの基準を満たすものを候補として選択している。神経軸索でもレポーター遺伝子の産物がみられるKZTRAPの挿入系統を樹立する作業を続けている。現在のところ、約1000系統を樹立し、その内、致死の240系統をX-gal染色によってスクリーニングしたところ、運動ニューロンで発現の見られる8系統と筋細胞で発現の見られる18系統を選び出した。今後、これらの系統を電気生理学的に解析し、シナプス形成異常の突然変異体を単離する予定である。 正常な神経筋接合部形成過程の記述 (1)形態学的記述(吉原担当)神経筋シナプス形成の過程を、抗HRP抗体と共焦点レーザー顕微鏡によって記述したところ、授精後16.5時間でbouton状のシナプスが形成され始めることがわかった。 (2)電気生理学的記述(城所担当) 昨年度に引き続いて、本年はさまざまなモードで胚期の筋細胞のpatch clampを行い、各stageでのchannelの性質を記述した。
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[Publications] 吉原基二郎: "A simple and efficient method to screen flight defective mutants." Dros.Inf.Ser.,in press.
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[Publications] 城所良明: "Kinetic properties of glutamate receptor channels in embryonic Drosophila myotubes in culture." Biomedical Research. 12,supplement 2. 73-76 (1991)
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[Publications] H.Chang: "Kinetics of glutamate receptor channels on embryonic Drosophila myotubes in culture." Journal of General Physiology.(in press).
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[Publications] H.Chang: "Ion permeation properties of the glutamate receptor channel in cultured embryonic Drosophola myotubes." J.of Physiology. 476.1. 1-16 (1994)
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[Publications] 城所良明: "10th International TMIN symposium on basic neuroscience in invertebrates." Glutamate receptor channels and synapse formation in embryonic Drosophila muscles.(in press),