1994 Fiscal Year Annual Research Report
CGアニメーションによる各種都市活動の時空間構造解析と最適化への応用
Project/Area Number |
06271105
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
一ノ瀬 俊明 東京大学, 先端科学技術研究センター, 助手 (30231145)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
花木 啓祐 東京大学, 先端科学技術研究センター, 教授 (00134015)
川原 博満 (株)富士通エフ, アイ・ピー・システム研究開発センタ, 主任
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Keywords | 都市活動 / アニメーション / CG / エネルギー消費 / 水利用 / 大気汚染 / 都市代謝 / 最適化 |
Research Abstract |
東京都区部における土地利用メッシュデータ、各土地利用用途別エネルギー消費量等の単位延べ床面積当たり原単位、その日変化・季節変化等のデータについて、これらを入手・整備し、メッシュ化等を行い、エネルギー消費量分布の日変化・季節変化のCGアニメーションを各種データを積み上げて作成した。作成には東大大型計算機センターのスーパーコンピューターを用いた。今回作成したアニメーションは、1989年における夏期、中間期、冬期のそれぞれの平均的な1日について、24時間の変動を連続的に表示するものである。1メッシュは250m四方であり、1時間は0.5秒で表現される。14:00には業務機能の集積している都心において消費量が大きく、丸の内、新宿、渋谷、池袋の高密度地域や、皇居、代々木公園、荒川河川敷等の大規模緑地を容易に見い出し得る。一方21:00には、周辺の住宅地域において昼間よりも消費量が大きく、都心の業務地域との差は縮まる。また最大値としては新宿副都心の1,590W/m^2(9:00)が得られた。その内訳は暖房34%、給湯51%、厨房5%、動力8%、自動車交通2%である。当該メッシュにはオフィスビル(48階)とホテル(47階)が1棟ずつ存在しており、これらの寄与率はそれぞれ31%、67%である。夏期においても同じ場所で908W/m^2(9:00)を計上し、冷房の寄与率は13%であった。14:00の銀座や丸の内、新宿周辺には400W/m^2以上の領域が広がる。一方21:00では住宅地域のうち、やや色の濃い部分が約30W/m^2である。都心にも100W/m^2以下の部分が目だつ。
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[Publications] 一ノ瀬俊明: "細密地理情報にもとづく都市人工排熱の時空間分布の構造解析" 環境工学研究論文集. 31. 263-273 (1994)
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[Publications] 一ノ瀬俊明: "CGアニメーションによる各種都市活動の時空間構造解析と最適化への応用" 環境科学シンポジウム1994年講演要旨集. (1994)
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[Publications] 松尾友矩: "下水の有効利用に係わる基礎調査" 東京大学工学部総合試験所年報. 53. 67-72 (1994)
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[Publications] 一ノ瀬俊明: "GISを用いた都市代謝構造の解析 〜東京23区を例に〜" 日本地理学会秋季学術大会予稿集. 46. 184-185 (1994)
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[Publications] 一ノ瀬俊明: "都市代謝シミュレーションシステムの開発" 土木学会次学術講演会講演概要集2-B. 49. 936-937 (1994)
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[Publications] 一ノ瀬俊明: "東京23区におけるエネルギー消費と都市構造" 日本地理学会春季学術大会予稿集. 45. 344-345 (1994)