1995 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
06272104
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
金澤 一郎 東京大学, 医学部, 教授 (30110498)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
伊藤 正男 理化学研究所, 国際フロンティア研究システム, システム長 (90009887)
永津 俊治 藤田保健衛生大学, 総合医科学研究所, 教授 (40064802)
吉田 充男 自治医科大学, 客員教授 (70048966)
高坂 新一 国立精神, 神経センター・神経研究所, 部長 (50112686)
太田 茂 東京大学, 医学部, 助教授 (60160503)
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Keywords | ハンチントン病 / 脊髄小脳変性症 / 瀬川病 / CAGピ-ト / GTP シクロヒドラーゼI / TIQ / アポトーシス / ガン関連遺伝子 |
Research Abstract |
本年度の重点領域研究では、(1)ハンチントン病や脊髄小脳変性症など遺伝性神経変性疾患の遺伝子解析に関する研究班、(2)パーキンソン病を中心とする非遺伝性で神経細胞死を示す変性疾患の病因解明のための動物モデルに関する研究班および(3)神経細胞死を神経栄養因子などの分子により修復・防御しようとする研究班の3つの班を構成した。さらにその上に総括班を作り、各班の研究を推進した。 本年度の総括班としては以下の事業を行なった。 1)研究が著しく進展している研究グループに総括班から、研究費を上乗せした。 2)ニュースレター『脳細胞選択死ニュース』び第2巻(1〜5号)を発行し、班員名簿、班員相互の研究の紹介、トクックスの紹介、誌上討論などを行い、班員相互の共同研究を推進した。 3)平成7年8月28日、29日の2日間にわたって、恒例の『夏の浜名湖ワークショップ』を開催した。取り上げたトピックスは、(1)神経細胞の生存維持にかかわる機能分子、(2)遺伝子治療の最前線、(3)固体レベルにおける脳神経細胞死、の3つであった。 4)平成7年12月14日には『公開シンポジウム』を行い、14、15日の2日間には本班班員による班会議を行った。 5)本年は、研究計画委員会、研究連絡委員会および総括班会議をそれぞれ2回づつ開催し、研究の方向を合議により決定した。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] Ide K,Nukina N,Masuda N,Goto & Kanazawa I: "Abnormal gene product identified in Huntington's disease lymphocytes and brain." Biochem Biophis Res Commun. 209. 1119-1125 (1995)
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[Publications] Yazawa I,Nukina N Hashida H,Goto J,Yamada M & Kanazawa I: "Abnormal gene product identified in hereditary dentatorubral-pallidoluysian atrophy(DRPLA)brain." Nature Genetics. 10. 99-103 (1995)
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[Publications] Imai Y & Kohsaka S: "Structure of rat annexin V gene and molecular diversity of its transcripts." Eur J Biochem,. 232. 327-334 (1995)
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[Publications] Yamada H,Fujimoto K & Yushida M: "Neuronal mechanism underlying dystonia by bicuculline injection into the putamen of the cat." Brain Research. 677. 333-336 (1995)
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[Publications] Kobayashi K,Morita S,Sawada H,Mizuguchi T,Yamada K.Nagatsu I,Fujita K,et al.: "Immunotoxin-mediated conditional disruption of speciflc neurons in transgenic mice." Proc Natl Acad Sci USA. 92. 1132-1136 (1995)
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[Publications] Tasaki Y,Kotake Y,Makino Y,et ai: "Alzheimer's and Parkinson's Disease:Recent Advances A novel endogenous amine,1-benzyl-1,2,3,4-tetrahydroisoquinoline(1BnTIQ) in parkinsonian CSF and its toxicological effect.." 599-604 (1995)