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1994 Fiscal Year Annual Research Report

少産化時代の母親意識に関する総合的研究

Research Project

Project/Area Number 06301024
Research InstitutionSophia University

Principal Investigator

目黒 依子  上智大学, 文学部, 教授 (40053631)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 船橋 恵子  桜美林大学, 国際学部, 助教授 (60229101)
渡辺 秀樹  慶應義塾大学, 文学部, 助教授 (30114721)
矢澤 澄子  東京女子大学, 文理学部, 教授 (00106296)
直井 道子  東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (10073024)
岡本 英雄  上智大学, 文学部, 教授 (20119126)
Keywords母親意識 / 母性イデオロギー / 少産化時代 / ジェンダー
Research Abstract

本年度は、前半は文献研究を中心としてメンバー間の討論を行った。後半は、研究計画に従い、事例調査に着手した。事例調査の対象としては、保母、保健婦、小児科医、育児雑誌の編集者、子育て中の母親グループを選定し、研究会のメンバーが面接・ヒアリングを行った。この事例調査では、育児中の女性当人及び保育の専門家或は育児関連メディアにおける情報発信者として彼女たちに接する人々から、現代日本の母親の育児に関する意識や態度の変化及び現状についてのデータを入手した。これにより、現代の出産・育児に含まれている問題点を把握し、社会学的に分析する素材を入手すると共に、次年度の統計的調査のための枠組み作りの参考とした。このヒアリングは、今年度末まで継続したが、既に終了した事例調査の内容をもとに、次年度の統計調査のための理論枠組みを明確にし、調査表の作成の作業を始めた。事例調査の結果、当初予想した地域差が顕著でないことが判明したことから、次年度の統計調査は東京を中心とし、地方の実情に関しては事例研究の方法をとる方針とした。母親グループからのヒアリングでは母親意識の多様化、つまり子育て第一のグループと自分たちの個人としての活動を優先させる人たちまでさまざまであること、専門家からは母親役割を良い意味でも悪い意味でも意識しない人たちが出現していること、ジャーナリストからは専門化の権威が通じにくくなっていて、仲間うちの情報が重要視されるようになっていることなどが判明した。

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Published: 1996-04-08   Modified: 2014-08-26  

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