1995 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
06301024
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Research Institution | Sophia University |
Principal Investigator |
目黒 依子 上智大学, 文学部, 教授 (40053631)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
村松 泰子 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (30239545)
直井 道子 東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (10073024)
渡辺 秀樹 慶応義塾大学, 文学部, 教授 (30114721)
矢澤 澄子 東京女子大学, 文理学部, 教授 (00106296)
岡本 英雄 上智大学, 文学部, 教授 (20119126)
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Keywords | 母親意識 / 意識調査 / サンプル調査 / 東京都 / 女性 |
Research Abstract |
今年度は主として母親意識に関する統計的調査を実施した。 まず昨年度の文献研究、いくつかのタイプの母親のインテンジブな面接、保育園産院などでのヒアリングをもとに理論的研究をおこなった。そこで得られた現在の母親についてのいくつかの仮説を用意し、大量調査用の調査票を作成した。 研究会を重ねて完成された調査票を基に夏に東京都に居住する25歳から39歳までの女性を対象に郵送調査を実施した。サンプリングのための台帳としては住民票を用い、無作意抽出法により対象者を抽出した。約3000の対象者に調査表を郵送し、回収された有効回答は1105票であった。得られた回答は若干高学歴、高所得の層への片寄りがみられたが代表性を損うほどの偏りはみられなかった。 調査結果は単純集計をした後、集計計画を検討して多様なクロス表を作成した。それらの結果から、職業的役割と母親役割の関係、母親イデオロギーの影響、母親についての社会的通念の変化、マス・コミや個人的コミュニケーションの果たす機能、育児における祖父母の役割づけ、母親役割への社会化、父親と母親の育児における役割分担、母親の社会参加などについて数多くの知見が得られた。 これらの調査結果と昨年のヒアリングの結果の要約をまとめ、報告書を作成した。
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