1994 Fiscal Year Annual Research Report
教授組織と授業時間の弾力的運用を伴う教育課程開発に関する総合的研究
Project/Area Number |
06301034
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Research Category |
Grant-in-Aid for Co-operative Research (A)
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Research Institution | Joetsu University of Education |
Principal Investigator |
新井 郁男 上越教育大学, 学校教育学部, 教授 (30000061)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高田 喜久司 上越教育大学, 学校教育学部, 教授 (70115351)
高浦 勝義 国立教育研究所, 教育指導研究部, 室長 (40110093)
高野 尚好 筑波大学, 学校教育部, 教授 (80000066)
岩崎 三郎 青山学院大学, 文学部, 教授 (20099229)
奥田 眞丈 川村学園女子大学, 副学長 (00126377)
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Keywords | 教授組織 / 授業時間 / 弾力的運用 / 教育課程開発 / 児童・生徒の個性 |
Research Abstract |
平成6年10月18日付で平成6年度第2次分として内定通知を受けた後、3年計画の初年度(平成6年度)計画分の研究に着手した。それ以降5か月経過した現在の時点では、本研究によって得られた新たな知見等の成果を明示できる段階には至っていない事情に鑑み、この間の研究実施経緯を記すことにする。 1.研究代表者と研究分担者による打合せ会議の開催 平成6年12月10〜11日、長野県下高井郡山ノ内町において、研究代表者と研究分担者とが一堂に会し、本研究全体の計画・方法について詳細に打合せた。以降平成7年3月まで、次の2部4グループに分かれて研究を推進。 2.歴史・比較研究部 (1)歴史研究グループ……わが国の明治以降今日までの教授組織と授業時間の運用形態に着目した小・中学校の教育課程経営の歴史的変遷とその背景を解明するため、関連の法制史・学校史等の資料の収集・分析作業を継続している。 (2)比較研究グループ……諸外国(英・米・仏・タイの4か国)の教授組織と授業時間の運用形態と関連づけられた教育課程開発の近年の研究や実践の動向を把握するため、関係の文献資料の収集・分析作業を継続している。 3.事例調査研究部(教授組織グループと授業時間グループの2グループで構成) 教授組織と授業時間のそれぞれ(あるいは両者)を弾力的に運用して、特色ある教育課程開発プランを実施しているわが国の小・中学校計20校を訪問し、各事例校の関係者対象の面接調査を行い、併せて関係資料を収集した。現在面接調査記録および収集した文献資料の整理・分析作業を継続しており、その結果を踏まえて次年度(平成7年度)に実施する本調査の詳細な計画を構想中である。
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