1994 Fiscal Year Annual Research Report
日本の国際法判例の研究-国際法判例の分析とデータ・ベース化-
Project/Area Number |
06301058
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Research Category |
Grant-in-Aid for Co-operative Research (A)
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
松井 芳郎 名古屋大学, 法学部, 教授 (00022418)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田中 則夫 龍谷大学, 法学部, 教授 (40148391)
薬師寺 公夫 立命館大学, 法学部, 教授 (50144613)
岡田 泉 南山大学, 法学部, 助教授 (10024093)
松田 竹男 静岡大学, 人文学部, 教授 (30022437)
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Keywords | 日本の裁判所 / 国際法 / 国際法判例 / 条約の国内的適用 |
Research Abstract |
(1)前年度よりの共同研究を継続して、1991(平成4)年度の日本の裁判所における国際法にかかわる判決等を検討し、原稿を作成した。この原稿は当該年度における日本の裁判所の判決等で国際法に関係するものを網羅的に収集・整理して紹介するもので、国際法上の問題が主要な争点となった事件については判決等の全体について、判決等の一部に国際法がかかわる事件については国際法がかかわる部分を中心に、整理・要約を行っている。1991年度については、合計14の事件を取り上げた。この原稿については、すでに校正を終え『国際法外交雑誌』第93巻5号に掲載の予定である(本号は1994年12月発行の予定であったが、編集上の都合によって刊行が遅れているものである)。 (2)1992(平成5)年度の判決等について、収集・整理の作業を完了して第一次原稿を完成し、現在研究会の結果に基づいた書き直しの作業にかかっている。この原稿は、合計20の事件を取り上げ、本年5月に完成の予定である。 (3)引き続き1993(平成6)年の判決等の収集・整理を一応終え、分担を決定して原稿の執筆にとりかかっている。この年度については、合計30の事件が対象の候補となっている。 (4)データベース化の作業については、メンバーの各自がパソコンの操作の習熟を目指すとともに,既存の法律関係の各種データベースを比較検討し、メンバー外の研究者の意見を徴するなどの形で、準備を進めている。
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