音楽科授業実践データベースシステムの開発に基づく体系的授業研究

1995 Fiscal Year Annual Research Report

• Project/Area Number: 06301097
• Research Institution: National Institute for Educational Research
• Principal Investigator: 吉田 孝 国立教育研究所, 教科教育研究部, 室長 (90158452)
• Co-Investigator(Kenkyū-buntansha): 斉藤 道子 国立教育研究所, 教育情報資料センター, 室長 (40162234) ; 笹野 恵理子 高知大学, 教育学部, 講師 (70260693) ; 竹内 俊一 兵庫教育大学, 学校教育学部, 助教授 (00113671) ; 滝沢 達子 愛知教育大学, 教育学部, 教授 (70135391) ; 八木 正一 埼玉大学, 教育学部, 助教授 (70117026)
• Keywords: 教科教育 / 授業研究 / 授業実践 / 音楽科教育 / 授業記録 / 教育情報 / データベース / コンピュータ

Research Abstract

本研究の目的は、音楽科の授業実践データベースシステムを開発し、音楽科の授業研究の発展に貢献しようとするものである。2ケ年計画で達成したいことは次の通りであった。
1.国内の音楽科の授業についての一次資料を数多く収集する。
2.音楽科授業実践データベースシステムを開発し、収集した資料を入力する。
3.データベースを活用して、音楽科の授業を総合的に分析する。
4.研究者及び実践者が利用できるシステムの開発について検討する。
平成7年度(最終年度)は次のような研究をすすめた。
1.前年度に入力したデータのうち、利用できないものを削除し新しいデータを入力し、1050件(平成7年12月現在)からなる音楽科授業実践データベースを構築した。
2.データベースシステムの改良を行い、使いやすくした。データベースに入力されたデータは、テキスト・ファイルとして提供できるので、市販されている多くのパソコンのデータベースソフトで利用することができる。
3.データベースシステムに基づいて授業実践資料の分析を行った。音楽科の授業構成、授業研究の方法論、指導計画、教材に関する問題点が明らかになった。
なお、データの入力は今後継続し、コンピュータ・ネットワーク等によってデータベースを公開する予定である。