1994 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
06302010
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
井川 満 大阪大学, 理学部, 教授 (80028191)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西谷 達雄 大阪大学, 理学部, 教授 (80127117)
望月 清 東京都立大学, 理学部, 教授 (80026773)
上見 練太郎 北海道大学, 理学部, 教授 (10000845)
一瀬 孝 金沢大学, 理学部, 教授 (20024044)
岩崎 敷久 京都大学, 理学部, 教授 (70027374)
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Keywords | 偏微分方程式 / 散乱理論 / シュレ-ディンガー作用素 / 波動方程式 / 散乱核 / 極 / 弾性方程式 |
Research Abstract |
本年度は,それぞれの研究課題を各分担者を中心として,研究集会を開催し,発表,討議などを行った。2年間に瓦る研究の第一段階として、準備としての性格を持ちつつ研究活動を行った。 本研究課題は偏微分方程式論の散乱論を中心課題としているが,そのためには偏微分方程式の全般的研究が不可欠であり、よって、多くのかつ巾広い偏微分方程式の研究者との研究集会や討論を行った。特に、(i)シュレ-ディンガー作用素にたいしては、磁場のある場合のスペクトル、あるいは多体問題の散乱理論の研究を中心として、これからの研究の動向を探った。(ii)双曲型方程式としては、波動方程式や弾性方程式の散乱理論を中心として、散乱核の特異性と散乱体の幾何学的性質の関連を考察した。次年度の研究を展望しつつ、全体として幅広く、周辺分野との関連性を重視しつつ研究した。
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Research Products
(4 results)
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[Publications] M.IKAWA: "On Zeta function and scattering poles for sever al couvex bodies" Journees “Equ.Derivees Parihelles",St.Jean de Mouts. II1-II14 (1994)
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[Publications] M.Ikawa: "Poles of scattering matrix for two degenerate couvex bodies" Lecture notes in pure and applied math.,. 161. 33-62 (1994)
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[Publications] T.Nishitani: "Symmetrijation of Hyperbolic systems with real coefficients" Ann.Scuo.Sup.Norm Pisa. 21. 98-130 (1994)
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[Publications] K.Kajitani,T.Nishitani,S.Wakabayashi: "The Cauchy problem for hyperbolic operators of strong type" Duke Math.J.75. 353-408 (1994)