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1996 Fiscal Year Annual Research Report

人文科学振興のための,文学部における研究・教育のあり方に関する調査・研究

Research Project

Project/Area Number 06306001
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

藤本 強  東京大学, 大学院・人文社会系研究科, 教授 (60011293)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 向山 宏  広島大学, 文学部, 教授 (00087818)
中村 元保  大阪大学, 文学部, 教授 (20029664)
辻 啓一郎  名古屋大学, 文学部, 教授 (20023591)
柏原 啓一  東北大学, 文学部, 教授 (30008635)
青柳 正規  文学部文化交流研究施設, 教授 (40011340)
Keywords人類と地球の未来 / 人文科学振興 / 価値観の創造 / 人材の育成 / 国際的な発進 / 研究教育機関の協力体制 / 拠点的な大学 / 文学部
Research Abstract

国立8大学文学部長による研究で,人文科学の効用・現状を諸大学に依頼した詳細なアンケートをもとにして解析し,日本の人文科学が高等教育のみならず,初等・中等教育においても,さらに生涯学習においても日本人にとって重要な役割を果たしているし,将来その役割はますます重要になることを再確認した。以下の提言を取り纏めている。
欧米を中心にした価値観に揺らぎが見えてきている現在,それに代わる価値観の創造,少なくとも欧米の価値観の相対化が世界から求められている。人類のためにかけがえのない地球,人類がそこにあるすべてのものとどのように共生していくか,これは単に技術的なレヴェルで解決できる問題ではない。人間の本性に基づいた価値観を創造することが必須である。日本の人文科学に期待されているものは大きい。新たな価値観の創造,世界にむけての人材の育成,成果の国際的な発進を初めとして日本の人文科学の抱える課題は多様である。内部の努力のみでは解決できない部分も多い。関係方面の支援を期待したい。
人文科学振興のためには,それぞれの地域に拠点的な大学を育成し,研究教育の核を創出し,そこを中心にした研究教育機関の協力体制をシステムとして整備することが必要である。分野を多数抱え,それぞれが小規模な人文科学においては教育面でも,研究面でも,機関相互の協力が不可欠である。その核としての拠点的な大学の育成にまず着手することが重要である。平成6〜8年度の研究の成果は『人類と地球の未来のために』として報告書に纏めている。

Research Products

(1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 「人文科学振興のための,文学部における研究・教育のあり方に関する調査・研究」研究会 編著: "人類と地球の未来のために-「人文科学振興のための,文学部における研究・教育のあり方に関する調査・研究」報告-" 「人文科学振興のための,文学部における研究・教育のあり方に関する調査・研究」研究会, 128 (1997)

URL: 

Published: 1999-03-07   Modified: 2016-04-21  

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