1995 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
06306004
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Research Institution | Wayo Women's University |
Principal Investigator |
坂本 元子 和洋女子大学, 文家政学部, 教授 (70049980)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
金子 佳代子 横浜国立大学, 教育学部, 助教授 (50076197)
鈴木 久乃 女子栄養大学, 栄養学科, 教授 (00102674)
柏崎 浩 東京大学, 医学部, 助教授 (60004735)
和唐 正勝 宇都宮大学, 教育学部, 教授 (80107010)
村田 光範 東京女子医科大学, 附属第二病院, 病院長 (40075239)
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Keywords | 栄養教育 / 教材開発 / 学童 / 健康状態 / 学校給食 / 食習慣 / 生活状況 / 食意識 |
Research Abstract |
1、学校における栄養教育の介入にあたり、教育介入前の10校の調査により具体的な課題として、児童の給食に関する意識の向上、栄養に関する知識、意識の向上が必然であること、また、父母の学校給食に対する期待は、好き嫌いの矯正、望ましい食習慣、栄養の知識などに寄せられていることが明らかになった。したがって、本年度は10校の学校を教育の介入方法によって4つに分類し、教育の介入を図った。 (1)給食時に学校栄養士による週一回の教育の実施、2校。(2)学級担任による指導、随時、3校。(3)栄養士と教師によるTT授業 一学期に2回 2校。(4)教育介入なし3校。 教育内容は「栄養素と食べ物」「おやつのとり方」についてそれぞれの方法で教育を実施した。 教育介入一年後に再度調査を実施し一回目の評価を観察した。その結果 (1)栄養士の介入学校では教育の介入のなかった学校に比べ、給食の好き嫌いへの対応、食事と病気と関係についての意識、食べたいおやつへの関心などに有意な差をもって行動の変容がみられた。 (2)栄養の知識については食品群とその栄養素の働きについて、介入群に正解が多く正しい栄養の知識の普及に果たした教育の介入の効果が明らかになった。 2、給食実施校と実実施校の比較については和歌山県で実施することにした。本年度は千葉県と同じ調査を実施し、教育介入前の状況の把握を行った。 (1)給食実実施校:串本町 小学校数 12校、 対象児童数 309名 (内4年生176名) (2)給食実施校:古座町 5校 児童数68名 古座川町 3校 児童数11名 すさみ町 4校 児童数73名 現状については現在集計中である。 平成8年度はこれらの学校に栄養教育の介入を図り、千葉県との地域性、給食の実施の有無による意識、行動の違い、教育介入の効果について調査を実施する予定である。 3、教育介入に使用した教育教材 (1)テーブルマット、(2)エプロンシアター (3)組絵 (4)栄養スポット
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