1995 Fiscal Year Annual Research Report
情報手段を活用した新学力観に沿う学習活動の実現方法及びその測定評価に関する研究
Project/Area Number |
06306020
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Research Category |
Grant-in-Aid for Co-operative Research (A)
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Research Institution | National Institute for Educational Policy Research |
Principal Investigator |
山田 達雄 国立教育研究所, 教育情報・資料センター, センター長 (90047887)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
古藤 泰弘 川村学園女子大学, 教育情報学科, 教授 (60234796)
堀口 秀嗣 国立教育研究所, 教育情報・資料センター, 室長 (70103702)
波多野 和彦 埼玉大学, 教育学部, 助教授 (50198751)
大島 聡 横浜国立大学, 教育学部, 助教授 (80176867)
吉田 孝 国立教育研究所, 教科教育研究部, 室長 (90158452)
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Keywords | 情報活用能力 / 新学力観 / 測定評価 / 教材作成 / オーサリングシステム / 学習記録分析 |
Research Abstract |
1)教科実践研究部会は小学校国語、社会、算数、理科、音楽、中学校の英語と5教科あり、研究協力者を追加したために、研究分担者と研究協力者を合わせて35名の大きな研究班となった。各教科で全学年にわたる学習内容に対応した情報手段活用場面の検討と、そのなかのいくつかについて授業実践が行われた。中間報告書に概略を紹介した。 実践の結果、特に社会科では教科の枠に留まった実践では限界があり、複数の教科にわたる実践の必要性が指摘された。また、情報活用能力の育成も意図した授業を行った。 2)測定評価研究部会は授業の設計段階で教師の意図を記述しておかないと具体的な評価は不可能という指摘から、学習指導案を作成するときに形式や項目を検討し、来年度の教科実践研究部会で利用してもらうこととなった。また複数教科でしかも長時間にわたる実践を記述することについて、課題として残された。 学習の記録については10項目を最多として、実践内容やねらいに応じて記録することとなった。(1)事前アンケート、(2)自動の学習特性、(3)事前テスト、(4)学習記録、(5)作品、(6)プリント・ワークシート、(7)VTRでの記録、(8)事後アンケート、(9)授業者のアンケート、(10)事後テストである。それらの処理法については論理とソフトウェアについての検討を行った。実際の授業に対応した記録と分析は来年度の活動となった。 購入したノートパソコンは研究協力者の学校にすでに設置されているパソコンと組み合わせての利用が主な利用法であった。場所に拘束されない利用や、移動して利用したものを持ち帰ってグループで利用されるなど、活用の多様性を生み出すのに効果的であった。
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