1994 Fiscal Year Annual Research Report
IGBP・LOICZ(海岸・沿岸域における陸域海域の相互作用)研究計画の立案
Project/Area Number |
06352023
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
米倉 伸之 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (30011563)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
柳 哲雄 愛媛大学, 工学部, 教授 (70036490)
三村 信男 茨城大学, 工学部, 助教授 (60133089)
徳岡 隆夫 島根大学, 理学部, 教授 (30025358)
小池 勲夫 東京大学, 海洋研究所, 教授 (30107453)
上 真一 広島大学, 生物生産学部, 教授 (80116540)
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Keywords | IGBP / LOICZ / 海岸 / 沿岸域 / 海岸環境 / 海岸管理 |
Research Abstract |
1。研究連絡会の開催:研究代表者および研究分担者により研究連絡会を東京で2回開催(6月24日、9月12日)して、次のの事項について検討した。(1)「海岸・沿岸域における陸域海域の相互作用」に関連する日本の従来の研究について、内湾期・汽水域・沿岸域・海岸生態系(サンゴ礁およびマングローブ)・沿岸生態系・海岸人工環境などの地域・研究分野ごとに研究成果をまとめ、主要な文献目録を作成することにした。(2)LOICZ研究計画の目的を実現するために、日本における研究きの現状を整理して、今後の研究課題および研究体制について検討した。 2。国内におけるシンポジウムの開催:研究分担者だけでなく関連分野からの研究協力者(あわせて21人)を含めて、従来の研究成果を総括し、研究計画の提案について議論するために、国内のシンポジウム「海岸・沿岸域研究を考える IGBP・LOICZ研究計画シンポジウム」を平成7年1月20〜21日に駒沢大学(東京)において開催した。シンポジウムの参加者は合計約120人に達した。このシンポジウムの開催にあたっては、文部省科学研究費補助金総合研究(B)IGBP・LOICZ.研究班「海岸・沿岸域を考える」シンポジウム実行委員会(委員長:米倉伸之)が主催者となり、以下の団体の後援を得た。日本学術会議地球環境研究連絡委員会、第四紀研究連絡委員会、地理学研究連絡委員会、地質学研究連絡委員会、東洋科学研究連絡委員会、日本地理学会、日本地質学会、日本海洋学会、日本第四紀学会、日本地形学連合、土木学会、東京地学協会。またシンポジウムの際に、ポスターと講演要旨集を作成・配付した。 3。本研究課題に関連する動きとして、日本学術会議地球環境研究連絡委員会IGBP専門委員会にLOICZ小委員会が平成6年9月に設置され、国内における研究連絡および国際的な対応のための体制が整えられた。また、平成7年1月26〜27日の日本学術会議における第3回IGBPシンポジウムに際して、LOICZ研究計画の現状報告を行った。 4。研究連絡会およびシンポジウムの成果をもとに研究成果報告書をまとめた。
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Research Products
(5 results)
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[Publications] YONEKURA,N.: "Geomorphic development of modern fringing reefs of Yoron Island,Ryukyu Arc,Japan" Daiyonki-Kenkyu(The Quat.Res.). 33. 67-79 (1994)
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[Publications] YONEKURA,N.: "Geomorphic development of modern Coral reefs and Halocene sea-level change in the west Pacific Ocean" Proceedings of 1994 Sapporo IGBP Symposium. in press. (1995)
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[Publications] 三村信男: "沿岸特性数値地図を用いた海岸環境の評価" 海岸工学論文集. 41. 1151-1155 (1994)
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[Publications] 徳岡隆夫: "海跡湖の利用と保全" 第4回環境地質学シンポジウム講演論文集. 137-140 (1994)
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[Publications] 斉藤文紀: "黄河:河川流量,浮遊堆積物運搬量と堆積物収支" 堆積学研究. 40. 7-17 (1994)