1994 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
06353016
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
芦田 玉一 名古屋大学, 工学部, 教授 (10029936)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
月原 冨武 徳島大学, 工学部, 教授 (00032277)
安岡 則武 姫路工業大学, 理学部, 教授 (40029054)
佐藤 能雅 東京大学, 薬学部, 教授 (30150014)
三井 幸雄 長岡技術科学大学, 工学部, 教授 (40012637)
坂部 知平 筑波大学, 応用生物化学系, 教授 (30022601)
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Keywords | 生体高分子結晶化 / 蛋白質結晶化 / 蛋白質X線結晶解析 / 膜蛋白質 |
Research Abstract |
生体高分子,とくに蛋白質の結晶構造解析はここ数年の間にハードウエアおよびソフトウエアの両面で飛躍的に発展してきたが,結晶化が依然として大きい未解決の問題である.本研究課題は蛋白質結晶学者と結晶成長研究者および生化学者が共同して,(i)高分解能解析の可能な高品質の結晶を得ること,(ii)微量の試料からの結晶化法の研究,(iii)膜蛋白質,超分子構造体の解析可能な結晶作成,等を目標として,生体高分子の結晶の核形成と成長の一般的な原理通則の研究,条件探索の経験則の体系化,等に関する研究会,研究打ち合わせを行うことを目指している.本年,平成7年11月12-17日に「第6回生体高分子の結晶化に関する国際会議」(国内から150名,国外から100名,計250名の参加を予想している,またその前9-11日にスクールも計画している)を広島・アステ-ルプラザで開催するが,その企画準備も本課題の主要任務である. 平成6年8月20日に名古屋大学でワーキングループ(芦田他7名)が研究打ち合わせを行い,本総合研究の研究方針および国際会議について,情報交換,企画,討議を行い,またプログラム作成方針等についても討議した. 平成6年10月21日に名古屋市,KKR名古屋三の丸で公開研究会「生体高分子結晶化の研究」を開催した.参加者約80名,研究報告9件,研究打ち合わせ2件があり,質疑応答も活発で,極めて盛会であった. 平成7年2月27-28日に広島市・アステ-ルプラザで上記国際会議の会場下見も兼ねて研究会「生体高分子の結晶化」を開催した.15件の研究報告および総合討論があり,約35名参加して,盛会であった.同時に国際会議の打ち合わせも行った. 以上十分に初期の目標を達成することができた.
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Research Products
(6 results)
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[Publications] 芦田玉一他: "Crystal structure analysis of phospholipase A2 from habu snake venom at 1.5 A resolution" J.of Biochemistry. (印刷中). (1995)
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[Publications] 芦田玉一他: "Crystal structure of a new alkaline serine protease(M-protease)from Bacillus sp.KSM-K16" Acta Crystallographica. D51(印刷中). (1995)
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[Publications] 安岡則武他: "Location of active sites of Nife Hydrogenase by multiwavelength anomalous method" Acta Crystallographica. D50. 781-785 (1994)
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[Publications] 安岡則武他: "バイオ分子の画像表示-グラフィックスワークステーション" 蛋白質核酸酵素. 39増刊号. 1859-1863 (1994)
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[Publications] 佐藤能雅他: "Preliminary crystallographic data of the α-amylase inhibitors,Haim and Paim I" J.Biochem. 1125. 168-170 (1994)
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[Publications] 田中信夫他: "Preliminary X-ray analysis of cytochrome c-552 from nitrosomonas europaea" J.Biochem.116(印刷中). (1994)