1994 Fiscal Year Annual Research Report
第13回国際比較内分泌学会議をわが国の生物科学の発展に生かす方策の検討
Project/Area Number |
06354004
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
菊山 榮 早稲田大学, 教育学部, 教授 (20063638)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
矢内原 昇 静岡県立大学, 薬学部, 教授 (80046250)
平野 哲也 東京大学, 海洋研究所, (所長)教授 (70013571)
小黒 千足 富山大学, (学長)教授 (40018974)
新井 康允 順天堂大学, 医学部, 教授 (50053004)
川島 誠一郎 東京大学, 理学部, 教授 (20011554)
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Keywords | 比較内分泌学 / 国際会議 / 発生学 / 細胞生物学 / 分子生物学 / 行動学 |
Research Abstract |
第13回国際比較内分泌会議開催に関する対応としては、国内組織委員会委員長・川島誠一郎、事務局長・菊山栄を決定、両者により班員中より実行委員メンバーを決定し、8月に東京で実行委員会を行い、上記メンバー以外の組織委員の構成、登録員の原案、国際会議運営の民間会社への委託等について協議した。また、会場の選択のため、実地調査は主として会長、事務局長が行い、横浜を第一候補とした。さらに、8月末に前橋で班会議を行い、各専門分野における注目すべきトピック及び研究者について、検討を行った。また同時に、比較内分泌学に対する関心と国際会議の気運を盛り上げるため、「比較内分泌研究と学会の関わり」について比較内分泌学会会員を交えて討論を行った。一方、組織委員長及び事務局長は、9月にスペイン(コルドバ)で行われたヨーロッパ比較内分泌学会に出席した機会にポスター・印刷物等によって国際会議への関心を呼び起こすとともに、主なヨーロッパ会員と接触し、協議を行い、協力を要請した。また、平成7年1月に東京において、国際会議のシミュレーションもかねて、ミニシンポジウム「脳下垂体・視床下部研究の新しい展開」を開催した。さらに本研究終了後も活動を続けるための策の一つとして、平成7年に比較内分泌学会20周年記念と銘打ってシンポジウムを開くための協議を、班員の中の数名により数回にわたって行い、10月静岡で3日間にわたり開催することを決定した。内容はホルモン分子、情報伝達、発生の分化の比較内分泌、生態と変態などで、発生学・行動・生態学・細胞生物学・分子生物学等との接点のあるテーマとした。一方、班員6名が、座長及び演者となって、シンポジウム「動物界における内分泌現象の進化と多様性」を甲府で平成7年11月に開催することも決定し、比較内分泌学の学問的意義を浸透させることにした。
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