1994 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
06354011
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
北 徹 京都大学, 医学部, 教授 (60161460)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
井村 裕夫 京都大学, 学長
平 則夫 東北大学, 医学部, 教授 (60004553)
河合 忠一 京都大学, 名誉教授
山野 俊雄 大阪大学, 名誉教授
江橋 節郎 岡崎国立共同研究機構, 名誉教授
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Keywords | 血管形成 / 血管再構築 / 動脈硬化 / 血管障害 / 情報伝達 / 血管内皮細胞 / 血管平滑筋細胞 / 単球・マクロファージ |
Research Abstract |
「血管形成および再構築(リモデリング)の分子機構とその異常」を研究する目的で、研究計画、研究班構成、研究内容について、検討を重ねてきた。当初、研究班として1)血管形成の分子機構とその制御、2)血管構成細胞及び細胞間の液性及び機械的刺激の受容機序とその情報伝達、3)血管構成細胞の細胞周期とその制御機序、4)血管障害及び再構築の分子機構とその異常について4班で研究の推進を計る予定であった。今回の班会議を通じて、班構成を3班にして、もう少し焦点をしぼった計画を考えるべきであるという考え方から次の様な内容になった。「血管形成の分子機構」と題して、1)血管構築の分子機構、2)血管構成細胞間の刺激受容と応答、3)動脈硬化の分子機構の3班を柱とする研究計画が立案され、研究班員の構成も合わせて、平成8年度重点領域研究に向けての、平成7年度総合研究B研究計画を申請した。さらにその後、班会議を開催し、「重点領域研究」平成8年度発足重点領域申請書の作成が検討された。その結果「血管の形成と再構築の分子機構」と題して、1班「血管構築の分子機構」、2班「血管構成細胞間シグナル伝達」、3班「血管再構築とその制御」の3班が構成され、血管の形成と再構築とその制御に関する分子機構を血管内皮細胞、血管平滑筋細胞、さらに単球に代表される血球細胞の形質変換、さらに分子機構を中心命題に、それに関与する情報伝達シグナル、細胞間相互連関を含めて分子生物学、細胞生物学レベルでのアプローチを行なうことを目的として申請するに至った。
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[Publications] Makoto Tanaka,et al.: "Regulation of apolipoprotein B secretion in hepatocytes from Watanabe heritable hyperlipidemic rabbit,an animal model of familial hypercholesterolemia." Atherosclerosis. in press.
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[Publications] Chuichi Kawai,et al.: "Pathogenesis of acute myocardial infarction.Novel regulatory systems of bioactive substances in the vessel wall." Circulation. 90. 1033-1043 (1994)
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[Publications] N.,Tamura,et al.: "Molecular cloning of hamster brain and atrial natriuretic peptide cDNAs-Cardiomyopathic hamsters are useful models for brain and atrial natriuretic peptides-" J.Clin.Invest.94. 1059-1068 (1994)