1994 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
06354030
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Research Institution | Okazaki National Research Institutes |
Principal Investigator |
岡田 泰伸 岡崎国立共同研究機構, 生理学研究所, 教授 (10025661)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
老木 成稔 岡崎国立共同研究機構, 生理学研究所, 助教授 (10185176)
植田 和光 京都大学, 農学部, 助手 (10151789)
乾 賢一 京都大学, 医学部, 教授 (70034030)
今井 正 自治医科大学, 教授 (40049010)
赤池 紀生 九州大学, 医学部, 教授 (30040182)
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Keywords | チャネル / イオンチャネル / 水チャネル / トランスポータ / キャリア / ポンプ / 膜輸送 / 重点領域研究 |
Research Abstract |
多くの膜輸送蛋白の一次構造が決定されてきたが、それらの輸送メカニズムの詳細は依然として不明である。しかし、イオンチャネルや水チャネルなどの「チャネル」と、キャリアやポンプなどの「トランスポータ」は、無関係に独立したものではなく、多くはクロストークしながら機能的に密接な協力関係を結んでいることが判ってきている。CFTRのようにトランスポータ型構造をしたイオンチャネルの存在や、P糖蛋白のように薬剤ポンプでありながらイオンチャネル機能にも深く関与する事実は、チャネルとトランスポータが構造的にも密に連関することを示している。そこで、チャネルとトランスポータを構造と機能において協関的に捉え、膜輸送体概念を再編成しなければならないものと認識し、平成7年度より三年間、重点領域研究「チャネルとトランスポータの構造・機能協関」を推進することになり、その準備のために本研究課題が遂行された。具体的には、以下のような活動を行い、この重点領域研究の課題遂行方法の調査・検討、およびこの重点領域研究発足の目的の周知・徹底を行った。A)次の三班に分かれて調査活動を行った。1.チャネルとトランスポータの構造・機能相関、2.ATP駆動型トランスポータとチャネルの構造・機能協関、3.イオン駆動型トランスポータとチャネルの構造・機能協関。B)それらを持ち寄って二回の班会議、一回の班長会議で重点領域研究としての課題の企画をした。C)100名以上の一般参加者をえて公開シンポジウムを行い、2名の外国人と6名の日本人の第一線研究者による講演と、それに基ずく討論を行った。D)重点領域研究への公募研究についての審査会を行った。これらの成果によって、次年度からの重点領域研究の推進の基盤が得られた。
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