1996 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
06401008
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Research Institution | Kokugakuin University |
Principal Investigator |
今江 廣道 國學院大學, 文学部, 教授 (40168505)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
久保 貴子 早稲田大学, 教育学部, 助手
藤森 馨 日本文化研究所, 研究員
平井 誠二 日本文化研究所, 研究員 (40218756)
根岸 茂夫 國學院大學, 文学部, 助教授 (30208285)
岡田 莊司 國學院大學, 文学部, 教授 (60146735)
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Keywords | 近世 / 公家 / 家系 / 尊卑分脈 / 家譜 / 華族 |
Research Abstract |
1.平成7年度に引き続き、収集資料から、今江は平氏、岡田は菅原氏、平井は清原氏、藤森は安倍氏その他諸家の系図の訂正資料を抽出した。アルバイトを使い、これらのデータを順次入力している。 2.根岸と久保は、『寛政重修諸家譜』に続いて、『徳川諸家系譜』『断家譜』等から公武婚姻関係のデータの収集を行った。このデータも順次入力作業を行っている。また、『昭和新修旧華族家系大成』の改訂版として『平成新修華族家系大成』が刊行されたので、寛政以後幕末までの公武婚姻の資料をこれから収集整理した。 3.平成7年度に引き続き、諸家の系図に見られる養子関係や婚姻関係の記述の異動について確認と加筆訂正の作業を行った。 4.平成7年度に引き続き、個人情報のデータベース化作業を進めた。 5.研究の目的の一つとして、「市販ソフトを利用した簡略な系図作成法の開発」を掲げていたが、ここ数年間の技術革新により、(1)モニター画面が14インチ(640×480ドット)から17〜21インチ(1600×1200ドット)へと替わり、一度に表示できる情報量が6倍強になったこと、(2)市販ソフトとして最もシェアの大きい「一太郎」を使用してきたが、バ-ジョンアップにより罫線の修正が簡単に行えるようになったこと、(3)ウインドウズの普及とソフトの高機能化により、データベースソフトとワープロソフトの連携が簡単になったこと等により、本年度になりパソコンによる系図作成は既に実用化の時期に至ったといえる。これにより、所期の目的はすでに達成されたと判断する。
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Research Products
(4 results)
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[Publications] 岡田莊司: "『荷田講式』にみえる中世神祇の諸相" 朱. 40(発表予定). (1997)
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[Publications] 岡田莊司: "新出の『伊勢宝基本記抄』" 大倉山論集. 41(発表予定). (1997)
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[Publications] 平井誠二: "吉良上野介義央" 東洋のこころ. 4. 47-83 (1996)
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[Publications] 藤森 馨: "神宮祭主成立の法的背景" 大倉山論集. 40. 29-47 (1996)