1996 Fiscal Year Annual Research Report
分散共同作業支援環境の構築と仮想オフィスシステムへの応用
Project/Area Number |
06402061
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Research Institution | KYOTO UNIVERSITY |
Principal Investigator |
上林 弥彦 京都大学, 工学研究科, 教授 (00026311)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
有川 正俊 広島市立大学, 情報科学部, 助教授 (30202758)
木實 新一 京都大学, 工学研究科, 助手 (70234804)
横田 一正 京都大学, 工学研究科, 助教授 (10273484)
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Keywords | 分散処理 / 協調処理 / データベース / 仮想組織 / 計算機ネットワーク / データベースのビュー / ハイパーメディア / 能動機能 |
Research Abstract |
最近,計算機のダウンサイジングの進展により,ワークステーションをネットワーク結合した利用形態が一般的になってきている.このような形態のシステムでは,従来と異なる利用者どうしの協調作業を支援するCSCW(計算機援用協調作業)システムが実現できる.本研究では,データベースの能力を併用して,次の3点で一般的なCSCWシステムより高機能なシステムの開発を目標とする. 1)既存のシステムではビデオによる方法が一般的であるが,ビデオによらない方法も併用する. 2)現実世界のシミュレーションだけでなく,現実世界でできないことを実現する機能について検討する. 3)再利用等を行うデータベース機能をできる限り用いる. 本研究で得られた成果の主なものは次のとおりである. 1)オブジェクト代行モデル,協調環境モデル,動作ビュー機構といった,データベースビュー機能の拡張概念を導入した. 2)ハイパーメディアの共有によって生じる干渉問題を扱うために,環境アウェアネス機構,利用者と作業の可観測性と可制御性の概念を導入した. 3)さらに高度な協調を行うために,能動データベースの機能やワークフロー表現の拡張を行った.すなわち,能動機能の対象に人間が含まれている場合のプライバシー保護の問題への対処および,環境の変化による協調条件の変化の扱い,代表的なワークフロー表現であるIDEF0への拡張機能の付加を行った. 4)環境アウェアネス機構と個別化機能を持つハイパーメディアシステムのプロトタイプ開発を行った. 5)3D協調作業空間およびWWWの協調検索への応用について検討を行い,プロトタイプ開発を行った.
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Research Products
(4 results)
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[Publications] Kambayashi,Y.: "An Object Deputy Model for Realization of Flexible and Powerful Objectbases" Journal of System Integration. 6・4. 329-363 (1996)
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[Publications] Konomi,S.: "Flexible Sharing Mechanisms of Hypermedia Display Vsing Deputy Objects" Information Modelling and Knowledge Bases VII. 213-226 (1996)
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[Publications] Kambayashi,Y.: "Database Support for Computer Sapported Cooperative Work" Proc.Int.Aviation Symposium. 161-176 (1996)
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[Publications] Konomi,S.: "HyperView : Generating Virtual Hypermedia in Decentralized Environment" Proc.Int.Symposium Cooperative Database Systems for Advanced Applications. Vol.2. 212-215 (1996)