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1994 Fiscal Year Annual Research Report

ブリの親魚養成に関する栄養学的研究

Research Project

Project/Area Number 06404014
Research Institution東京水産大学

Principal Investigator

渡邉 武  東京水産大学, 水産学部, 教授 (60017051)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 舞田 正志  東京水産大学, 水産学部, 助手 (60238839)
岡田 茂  東京大学, 農学部, 助手 (00224014)
佐藤 秀一  東京水産大学, 水産学部, 助教授 (80154053)
竹内 俊郎  東京水産大学, 水産学部, 教授 (70092591)
Keywordsブリ / 親魚飼料 / ソフトドライペレット / オキアミミール / カロテノイド / アスタキサンチン
Research Abstract

先に申請者らがブリ用に開発した全く新しいタイプのソフトドライペレット(SDP)を用いて稚魚(0.8g)から育成したブリ親魚の産卵に成功した(平成5年度)。産卵成績や卵質の調査結果から、飼料中のカロテノイド含量と卵質との相関が示唆されたので、平成6年度は色素源としてアスタキサンチンを比較的多量に含むオキアミミール(KM)を0、20、30%配合したSDPを作製し、前年度使用した親魚群を予備飼育した後3区に分け、産卵前約6ケ月間給餌した。その結果、産卵成績、卵質とも対照区(KM0%)が優れており、KMの配合割合が増加するに伴い低下した。総産卵数はKM0%区で約730万粒、20%区470万粒、30%区166万粒であった。浮上卵率、受精率、孵化率はKM0%区で60%、96%、90%、KM20%区で54%、90%、64%、KM30%区で63%、83%、19%であった。このようにSDPによるブリの親魚養成が可能であることが確認されたが、KM配合によると思われる悪い影響が観察されたので、平成7年度はKMの代わりに合成アスタキサンチンを添加した飼料で試験中である。また今までの試験を通じてブリでは孵化後直ちに卵中のルテインおよびゼアキサンチンがツナキサンチンに転換されることが明らかにされた。
以上の成果は実際の種苗生産用のブリ親魚の養成にも応用され、SDPにより生餌やモイストペレット以上の成績が得られることが実証された。

URL: 

Published: 1996-04-08   Modified: 2016-04-21  

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