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1994 Fiscal Year Annual Research Report

社会的相互作用状況における情報処理過程の研究-自己情報処理システムを中心に-

Research Project

Project/Area Number 06451026
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (B)

Research InstitutionTeikyo University

Principal Investigator

末永 俊郎  帝京大学, 文学部, 教授 (80011261)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 厳島 行雄  日本大学, 文理学部, 助教授 (20147698)
下斗米 淳  帝京大学, 文学部, 助手 (60226280)
沼崎 誠  帝京大学, 文学部, 講師 (10228273)
鎌原 雅彦  帝京大学, 文学部, 助教授 (90169805)
Keywords情報処理 / 社会的認知 / 自己 / 社会的相互作用 / 対人記憶 / 感情
Research Abstract

「対人記憶における自己関連づけ効果」に関しては、対人記憶の中で顔の記憶について取り上げ、方向づけ課題の要因、顔の熟知度の要因、性別の要因について検討を行った。顔刺激をコンピュータ上に提示できるシステムを利用し、顔の熟知度(有名人と非有名人)と性別(男性と女性)についての2要因の実験計画で自己関連づけ効果について検討を行った。現在この実験に関してのデータを分析中である。さらに、顔の熟知度と方向づけ課題(意味的処理と自己関連づけ処理)の2要因による実験計画で同様の検討を行うための刺激を作成し、予備実験を行っている。
「社会的相互作用状況における自己表象の維持・形成過程」に関しては、今年度は、基礎的な研究として、自己の能力に関連する情報の収集行動を取り上げ、自己表象との関連を検討した。具体的な操作としては、収集する能力に関する自己の表象の多側面を測定し、Trope(1980)で開発された課題の選好との関係を明らかにするための実験を行った。独立変数としては、特定の能力の現実自己・理想自己・未来可能自己を取り上げ、能力に関する情報の診断性を系統的に変化させた課題の選好を従属変数として実験を行った。結果としては、現実自己と理想自己とのズレが大きい被験者では、自己査定的情報収集ができる行動を取りやすく。現実自己が低く、現実自己と理想自己とのズレが小さく、未来可能自己が現実自己に近い被験者では自己高揚的情報収集ができる行動を取りやすいことが示された。

URL: 

Published: 1996-04-08   Modified: 2016-04-21  

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