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1996 Fiscal Year Annual Research Report

変革的リーダーシップに基づくハイブリッド・リーダーシップモデルの構築

Research Project

Project/Area Number 06451027
Research InstitutionRISSHO UNIVERSITY

Principal Investigator

井上 隆二  立正大学, 文学部, 教授 (40062822)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 井田 政則  立正大学, 文学部, 助教授 (70151462)
Keywordsリーダーシップ / 変革的リーダーシップ / 交換的リーダーシップ / カリスマ的リーダーシップ / リーダー行動 / フォロア-への評価行動 / リーダー・フォロア-交互作用 / モラール
Research Abstract

平成8年度の研究では,ハイブリッド=リーダーシップが部下のモラールに及ぼす影響について,因果モデルを構築し,業種の異なる2企業間でどのような違いがみられるかを調べた.調査対象となった企業は,製造企業(管理者61名・その直属の部下342名)と販売企業(管理者50名・その直属の部下734名)であった.
因子分析の結果,ハイブリッド=リーダーシップの因子として,I「カリスマ性」・II「ポジティブ評価」・III「革新的思考喚起・目標設定」・IV「部下の自己犠牲的実力発揮行動」・V「自己閉鎖的・保守的管理行動」の5因子が抽出された.2企業間でいくつかの一致点・相違点が見いだされた.それらは以下のようにまとめられる.1.製造企業・販売企業とともに,カリスマ性をもつ管理者は,部下に対して革新的な思考を喚起するように促しかつ目標設定行動をおこない,部下に対してポジティブ評価を下し,部下の犠牲的な実力発揮行動をもたらすが,部下の「モラール」に対しては直接的効果をもたらさない.このカリスマ性は,部下の「モラール」に対しては,革新的思考喚起・目標設定行動やポジティブ評価行動あるいは部下自身の犠牲的実力発揮行動という経路を通じての間接効果をもつ.2.製造企業においては,管理者が保守的な管理をしたり情報を管理したりすると,部下たちは自分を犠牲にしてでも実力を発揮する行動を示し,また部下のモラールを高めることが示された.それに対して販売企業においては,自己閉鎖的になり保守的管理行動をとる管理者は部下に対して革新的思考喚起を促したり目標設定行動をとらないということが明らかになった.3.製造企業・販売企業ともに,カリスマ性をもつ管理者は部下の「ストレス=モラール」を和らげる.しかも,部下の「ストレス=モラール」がより高い販売企業において,この効果が著しい.

  • Research Products

    (2 results)

All Other

All Publications (2 results)

  • [Publications] 井上隆二: "管理者のリーダー行動に与える自己および部下の理解" 立正大学大学院紀要. 12. 83-94 (1996)

  • [Publications] 井田政則: "中間管理者の変革的リーダーシップ・交換的リーダーシップが部下のモラールに及ぼす効果" 立正大学文学部論叢. 105. 1-32 (1997)

URL: 

Published: 1999-03-08   Modified: 2016-04-21  

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