1994 Fiscal Year Annual Research Report
僻地農山漁村における地域開発の実態に関する実証的研究
Project/Area Number |
06451041
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (B)
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Research Institution | Konan Women's University |
Principal Investigator |
森 博 甲南女子大学, 文学部・人間関係学科, 教授 (50005732)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
牟田 和恵 甲南女子大学, 文学部・人間関係学科, 助教授 (80201804)
原田 隆司 甲南女子大学, 文学部・人間関係学科, 助教授 (60189701)
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Keywords | 僻地 / 農山漁村 / 地域開発 |
Research Abstract |
僻地農山漁村における地域開発の現状と実態を実証的に比較研究して総合的な集約をするとを目的とした本研究は、本年は初年度であったため予備調査的なものにとどまったが、調査対象各地域はいずれも好意的に調査に協力してくれ、予想外の成果が挙がった。 山林地域としては四国・徳島の祖谷村、九州の稚葉村、五木村、和歌山の十津川村などを、また海村漁業地域としては新潟県の佐渡島、島根の隠岐島、沖縄の宮古島、秋田県の男鹿半島の船越周辺、宮城県北部の気仙沼市の離島である大島などの地域開発の実態について現状を調査した。 山村では林業の不況のため代替産業の考案を試み、漁村地域でも漁業の不振、若手労働力の不足、老齢化の進展、医療・福祉問題の深刻化に悩んでおり、国庫補助による開発事業費での道路整備に頼り、観光開発に力を入れているが、さまざまなスローガンは掲げられているものの空振りの態がある。 経済的・産業的事態は、ひとりこれらの僻地のみならず日本全体の問題であるが、この状況の中で各地がどう対処し、どのようにして独自の地域活性化をはかり、文化・福祉を推進していくかが大きな問題である。 本年度の成果にふまえ、さらに踏み込んで調査研究する。
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