1994 Fiscal Year Annual Research Report
大学におけるリメディアル教育の理論と方法に関する研究
Project/Area Number |
06451051
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
荒井 克弘 広島大学, 大学教育研究センター, 教授 (90133610)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
金子 勉 広島大学, 大学教育研究センター, 助手 (40263743)
佐藤 広志 広島大学, 大学教育研究センター, 助手 (50253125)
羽田 貴史 広島大学, 大学教育研究センター, 助教授 (90125790)
大塚 豊 広島大学, 大学教育研究センター, 助教授 (00116550)
有本 章 広島大学, 大学教育研究センター, 教授 (00030437)
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Keywords | 大学教育 / リメディアル教育 / 一般教育 / 専門教育 |
Research Abstract |
平成6年度において、本研究の研究代表者および研究分担者は、大学におけるリメディアル教育に関する研究会を10数回にわたって開催し、以下の調査を実施した。 まず、第1段階として、全国の4年制国公私立大学を対象として、学生便覧、シラバス、学生調査、授業調査等の大学におけるリメディアル教育に関連する資料を収集し、これを分析した。国立大学98校中56校(57%)、公立大学46校中37校(80%)、私立大学390校中294校(75%)のカリキュラム資料と、大学教育方法等改善経費の報告書14点が大学教育研究センターに収集されている(2月末日現在)。 次に、資料分析の結果をもとに全国から22大学を選びだし、訪問調査を順次実施することとした。すでに、琉球大学、鹿児島大学、東京大学、立教大学、広島工業大学、神奈川工科大学、東京工芸大学、福井大学、中部大学、豊橋技術科学大学、福島大学、室蘭工業大学等を訪問した。平成7年度にも、ほぼ同数の大学への訪問調査を予定している。また、平成7年3月には、和光大学などリメディアル教育の経験を積んでいる大学から関係者を招いて研究会を行った。 これらの資料分析と訪問調査を通じて、すでに多くの大学においてリメディアル教育の実施またはその前段階の検討が行われている現状を知ることができた。さらに平成7年4月から5月にかけて、上記大学のうち約20大学について学生(2年次)と教員(1年次の授業担当)の両方のアンケート調査を実施する予定である。アンケート調査は、各大学における学生の授業理解度や大学入学以前の履修状況のほか、すでにリメディアル教育が実施されている場合には、その評価について問う内容となっている。調査票は3月に完成した。
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Research Products
(1 results)