1995 Fiscal Year Annual Research Report
少数学習者言語を対象とした言語文化CAI教材の開発
Project/Area Number |
06451087
|
Research Institution | Tokyo University of Foreign Studies |
Principal Investigator |
峰岸 真琴 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 助教授 (20190712)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
町田 和彦 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 助教授 (70134749)
中嶋 幹起 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 教授 (10014507)
|
Keywords | CAI / 画像データベース / カンボジア語 / ヒンディー語 / 中国語方言 |
Research Abstract |
・カンボジア語、ヒンディー語、中国南部方言の話されている地域の文化に関する画像資料をデータ化した。特に写真資料のPhotoCD化を進めた。 ・同時にカンボジア語について、文字と発音に関する録音を行い、これを音声データ化した。 当初の計画では、マルチメディア教材を実現するパソコンとしてマッキントッシュのハイパーカードが最適と判断して作業を進めてきたが、その間にインターネットを利用しての、世界的規模での情報発信の可能性が、急速に進展してきた。これは同時に、CAI教材を世界規模で公開する可能性を開くものである。 そこで、研究目標を一部拡大修正し、パソコン上のソフト開発に留まらず、HTMLを用いた教材データの構造化により、ネットワークを通じた教材公開の可能性について研究するために、次のような実験を開始した。 ・ヒンディー語地域について、ヒンドゥー教の神々に関する画像データを中心として、これを研究所のネットワークサーバー上に置き、文化教材の一部となるような解説をHTMLのフォーマットに従ってリンクし、試験的に公開した。 ・また、ヒンディー語のMachine Readable Dictionary(MRD)をサーバー上におき、CGIによって外部からの辞書利用を可能にする実験を行うためのプログラムを開発した。
|
-
[Publications] 町田和彦: "外国語とコンピュータ" 人文学と情報処理. 10. 65-70 (1996)
-
[Publications] 町田和彦: "プレームチャンド作『ゴーダーン』KWIC索引『辞典編纂』7号" アジア・アフリカ言語文化研究所, ii,966 (1995)
-
[Publications] 中嶋幹起: "コンピューターによる北京口語語彙の研究" アジア・アフリカ言語文化研究所, 540 (1995)