労働者の引退過程に関する法学的研究

1995 Fiscal Year Annual Research Report

• Project/Area Number: 06451096
• Research Institution: THE UNIVERSITY OF TOKYO,FACULTY OF LAW
• Principal Investigator: 岩村 正彦 東京大学, 大学院・法学政治学研究科, 教授 (60125995)
• Co-Investigator(Kenkyū-buntansha): 荒木 尚志 東京大学, 大学院・法学政治学研究科, 助教授 (60175966) ; 菅野 和夫 東京大学, 大学院・法学政治学研究科, 教授 (40009808)
• Keywords: 年金 / 終身雇用制 / 高齢者 / 社会保障法 / 労働法

Research Abstract

1 労働者の引退過程に関するわが国のこれまでの法政策を、関係各省庁の政策文書や、各種研究機関の研究調査報告書等をも含めた資料の収集、分析によって、跡づけた。その際、テーマが、法律学のみならず、社会学、経済学にもわたるものであるので、法律学に限定せずに、幅広く文献・資料の収集を行うよう心がけた。
2 わが国の労働法の最近の判例および論文等のデータ・ベース、およびフランス労働法・社会保障法関係の最近の主要新聞・雑誌記事、各種行政文書等のデータ・ベースの作成を試みた。これによって、膨大な資料の検索が、すくなくとも、近年のものについては、容易となり、急速な法政策の展開の追跡が効率的に行えるようになった。
3 本研究の成果をとりまとめ、研究代表者および研究分担者がそれぞれ雑誌等の形で公表した(次頁参照)。

Research Products

• [Publications] 岩村正彦: "労働者の引退過程と法政策(上)" ジュリスト. 1063. 71-81 (1995)
• [Publications] 岩村正彦: "労働者の引退過程と法政策(下)" ジュリスト. 1064. 72-85 (1995)
• [Publications] 荒木尚志: "いわゆる「変更解約告知」の効力" ジュリスト. 1072. 127-130 (1995)
• [Publications] 菅野和夫: "雇用社会の法" 有斐閣, 380 (1996)