1994 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
06451130
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (B)
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Research Institution | Chiba College of Health Science |
Principal Investigator |
堀田 美鈴 千葉県立衛生短期大学, 第1看護学科, 教授 (00157083)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
筒口 由美子 千葉県立衛生短期大学, 第1看護学科, 講師 (20155419)
浅井 美千代 千葉県立衛生短期大学, 第1看護学科, 講師 (20212467)
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Keywords | ケースマネージメント / ノーマライゼイション / 看護者-利用者(患者)関係 / 看護事例検討 / 看護カンファレンス / 看護実践能力 / 臨床実習指導 / 看護基礎教育 |
Research Abstract |
看護職が利用者との"関係"を基盤に、利用者のニーズから発想した医療・福祉の各種サービスをつなげる機能、即ち、"ケースマネージメント"(Case Management)が重要であるとする立場から、文献・資料の検討、看護実践事例の検討、看護基礎教育方法の検討、研究者・実践者を招いた学習会、国際学会への参加を通して"ケースマネージメント"の概念化を試みた。 この過程で明らかにしたことは以下の3点である。1,"ケースマネージメント"を「利用者との関係を基盤に、利用者が最も必要としている人を中心に、さまざまな職種が専門を活かしてアプローチすること」と定義した。2,高齢社会における虚弱・障害老人の在宅ケアには、各職種がわかり合える"ことば"を持つことが必須であり、そのことによりはじめて医療・看護・福祉の連携が可能となる。"ケースマネージメント"は、この"ことば"の1つに位置付けられる。3,看護職が"ケースマネージメント"機能を発揮するには、看護を学ぶ早期から能力を育成する必要がある、即ち、看護基礎教育過程から実施することが望まれる。 以上のことから、とくに、看護職における"ケースマネージメント"能力の育成に焦点を当て、利用者との関係成立を基盤に展開する実習指導方法の検討を行った。その結果、"人"と"場"を活用できる能力育成が重要であること、とくに、看護カンファレンスにおいて自己の行為の意味を問うことを通して、看護の働きと看護職の役割を明確にしていく訓練が必要であることが示唆された。今後、この成果の上にたって、さらに、文献検討、実際の看護事例の検討、看護基礎教育実践の検討を継続し、"ケースマネージメント"を関係の成立、期待される具体的機能、内容、体制などの視点から概念化を図り、看護実践、看護基礎教育の発展に資したい。
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Research Products
(3 results)
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[Publications] 浅井美千代 他: "看護教師の実習指導要点の明確化に関する研究(その2)-成人看護実習における終了時の評価内容の検討を通して-" 第25回日本看護学会集録 看護教育. 130-133 (1994)
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[Publications] 堀田美鈴 他: "在宅ケアのシステム化に関する検討(その1)-米国オレゴン州ポートランドの訪問看護体験を通して-" 第25回日本看護学会集録 地域看護. 104-107 (1994)
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[Publications] 堀田美鈴 他: "基礎教育過程におけるケースマネージメント能力育成のための実習指導に関する研究-学生の自己評価を"手掛かり"にした指導方法の検討-" 千葉県立衛生短期大学紀要. 第24号. 101-115 (1995)