1995 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
06451143
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
赤堀 侃司 東京工業大学, 教育工学開発センター, 教授 (80143626)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松田 稔樹 東京工業大学, 工学部, 助教授 (60173845)
中山 実 東京工業大学, 教育工学開発センター, 助教授 (40221460)
清水 康敬 東京工業大学, 教育工学開発センター, 教授 (10016561)
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Keywords | テキスト / 印刷メデア / リスト / レイアウト / テキスト構造 / 情報提示 / テクニカルライティング |
Research Abstract |
平成7年度において以下の研究を行い,次のような知見を得た. 1.文単位のテキストの表示についての実験を行った. 特に,箇条書の効果について,個人がどのように読解するかという測定方法を開発した.その方法は,コンピュータディスプレイを用いるものであり,ディスプレイ上の文字をカ-ソルを移動することによって,どの文字を注目しているかを測定する方法であり,簡便にかつかなりの精度で測定することができた. 2.上記の方法で実験した結果,箇条書の有無の効果は次のようであった. 箇条書の文章の場合は,ランダムアクセスであり,箇条書でない場合は,シーケンシャルアクセスであることが分かった. これは,その読解過程をコンピュータディスプレイの操作履歴を図示することによって,疑似的な支店の移動を測定できるので,その軌跡から判断したものである. 3.以上から,以下のように結論づけられる. 箇条書の長所は,視覚的に項目をチャンク化したレイアウトによって,文章構造を明示し,情報へのアクセスを容易にすることである. 以上が本年の結果である.
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[Publications] Kanji AKAHORI and Ichiro NODA: "Verification of Legibility of Lettered Information in Video Teaching Materials" Educ. Technol. Res. ,. 17. 1-11 (1994)
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[Publications] 伊藤久祥・赤堀侃司: "適応ユーザインタフェースの初心者に対する効果に関する検討" 教育システム情報学会誌. 461-464 (1995)
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[Publications] 関友作・赤堀侃司: "ディスプレイ表示法の考察によるテキスト読解過程の測定" 信学技法(電子情報通信学会). 17-24 (1995)
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[Publications] 赤堀侃司編集: "教育方法改善シリーズIV 教育メディア利用の改善" 国立教育会館, 206 (1995)