1994 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
06452024
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (B)
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Research Institution | Tokyo Metropolitan University |
Principal Investigator |
高原 文郎 東京都立大学, 理学部, 教授 (20154891)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
政井 邦昭 東京都立大学, 理学部, 助教授 (80181626)
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Keywords | 降積円盤 / X線天文学 / ガンマ線天文学 / 粒子加速 / 相対論的ジェット / 衝撃波 / 放射輸送 / 活動銀河 |
Research Abstract |
(1)降積円盤からの放射スペクトルを数値的に調べ、観測事実との比較検討を行なった。電子散乱の効果を正確に考慮すると軟X線超過がよく説明されうることを示した。高温コロナが形成された場合にはべき形の硬X線スペクトルも同時に説明できる可能性も示した。 (2)相対論的ジェットからのガンマ線放射を逆コンプトンモデルで説明した。3C279については軟光子源としてシンクロトロン放射とともに等方的な外部光子が必要なこと、Mkn421についてはシンクロトロン放射のみで説明できることを示した。電子のエネルギースペクトルは衝撃波加速理論と斉合的であること、ジェット中の物理量を評価すると、ジェットは電子陽電子対から構成されている可能性の高いことを示した。 (3)活動銀河の現象を理解するための素過程として、斜め衝撃波における加速を考察し、加速効率が大きく向上することを示した。また、中心部から放射された連続光の周囲のガスによる散乱、吸収過程を検討し、X線や紫外線における観測との比較検討を進めた。この際、イオンと電子間、またさまざまの電離状態間の非平衡状態の重要性に着目した。 (4)上記の数値計算全てにわたって購入したワークステーションを使用し、大きな成果をあげることができた。放射場と電子陽電子との相互作用によるジェット形成の問題についてはその定式化に着手したが、本格的な検討は次年度に行なうことになった。
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[Publications] T.Shimura,S.Mineshige and F.Takahara: "A Multizone Model for Composite Disk-Covona Structure and Spectral Formation in Active Galactic Nuclei" Astrophysical Journal. 439. 74-79 (1995)
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[Publications] T.Shimura and F.Takahara: "Emission,Spectrum Integrated over on Accretion Disk Couparison with Obser vations of Active Galactic Nuclei" Astrophysical Journal. 440. 610-618 (1995)
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[Publications] T.Naito and F.Takahara: "The Spectral Index of Accelerated Particles in Shock Waves with Oblique Magnetic Field" Progress of Theovetical Physics. 93(No.2掲載予定). (1995)
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[Publications] F.Takahara: "Emission Mechanisms of Active Galatic Nuclei" New Horizon of X-ray Astronomy. 349-358 (1994)
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[Publications] F.Takahara: "Active Galactic Nuclei" Towards a Major Atmospheric Cerenkov Detector III. 131-138 (1995)
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[Publications] K.Masai: "Noneqeilibria in Thermal Emission from Saper nova Remnants" Astrophysical Journal. 437. 770-780 (1994)