1995 Fiscal Year Annual Research Report
次世代移動通信におけるトレリス符号化変調方式の評価
Project/Area Number |
06452241
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Research Institution | Kyoto Institute of Technology |
Principal Investigator |
笠原 正雄 京都工芸繊維大学, 工芸学部, 教授 (30029045)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
稲葉 宏幸 京都工芸繊維大学, 工芸学部, 助手 (40243117)
若杉 耕一郎 京都工芸繊維大学, 工芸学部, 助教授 (40135629)
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Keywords | トレリス符号化変調方式 / 移動体通信方式 / 多次元符号化 / π / 4シフトQPSK / 信号点配置設計 / 畳み込み符号 / Viterbi復号器 / パラレルパス |
Research Abstract |
トレリス符号化変調方式を移動体通信で使用されている変調方式と組み合わせることによって,より信頼性の高い移動体通信が可能となろう.本研究では,多次元トレリス符号化変調方式を移動体通信へ積極的に適用し,より高品質な次世代移動体通信方式を構築することを目的とした. 現在,我国ではπ/4シフトQPSK方式が標準となっているが,本研究では、これと同様な信号点遷移規則をもつトレリス符号化変調方式を多次元空間で構成した.移動体通信では,信号スペクトルのサイドローブが小さいことが重要である.本方式では,多次元トレリス符号化変調方式をπ/4シフトQPSK方式と同様のブロック構成にすることによって,その実現をはかった.さらに本方式では,π/4シフトQPSK方式と同一の伝送速度において,SN比で1-3dB程度の利得の実現をはかっている. 平成7年度は,前年度に得られた設計結果に基づいて,符号化器・復合器を試作し,より詳細な評価を行なうとともに,システム全体の高速化・高信頼化を進めた. 前年度に設計した符号化器・復号器を計算機支援論理設計プログラムであるパルテノンを用いて設計した.パルテノンは,並列処理が容易に記述できるなどの柔軟性を持つことから,この特長を生かした回路構成を目指した.また,パルテノンは強力なシミュレーション機能を持ち,これを活用することで,符号化器・復号器の動作速度などの通常のシミュレーションでは解明が困難なパラメータを確認することが可能である.そこで,最終的に符号化器・復号器のパラメータの見直しをすることによって,システム全体の特性を向上させた.
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Research Products
(6 results)
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[Publications] T.Wadayama,K.Wakasugi,M.Kasahara: "An 8-Dimensional Trellis-Coded 8-PSK with Non-zero Crossing Constraint" IEICE Trans. Fundametals. E77-A, 8. 1274-1280 (1994)
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[Publications] T.Wadayama,K.Wakasugi,M.Kasahara: "Multi-Dimensional Block Shaping" IEICE Trans. Fundanmetals. E78-A, 8. 1034-1041 (1995)
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[Publications] K.Wakasugi,M.Kasahara: "A lattice quantized coded modulation" Proc. of ISNCR. 295-298 (1994)
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[Publications] T.Wadayama,K.Wakasugi,M.Kasahara: "High rate binary coset code used for inner code" IEICE Trans. Fundanmetals. E78-A. 8. 1034-1041 (1995)
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[Publications] 稲葉宏幸,笠原正雄: "同期誤り訂正に関する二,三の考察" 情報理論とその応用シンポジウ予稿集. 1. 1-4 (1995)
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[Publications] T.Wadayama,K.Wakasugi,M.Kasahara: "Matched Desing Method for Concatenated Trellis-Coded Modulation" Proc. International Symposium on Communication' 95. 239-246 (1995)