1996 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
06452291
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Research Institution | THE UNIVERSITY OF TOKYO |
Principal Investigator |
鎌田 元康 東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (70011228)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
倉渕 隆 東京理科大学, 工学部, 助教授 (70178094)
千田 善孝 東京大学, 工学部, 助手 (00107559)
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Keywords | 重力式排水システム / 排水立て管 / 管内圧力分布 / 圧力変動値 / 最大負圧 / 最大正圧 |
Research Abstract |
本研究では、超高層建物の重力式排水システムにおける管内圧力の形成要因を、個別要素ごとにモデル化した上で、全体を統合することにより時間平均分布、変動量についての予測法を確立し、システム設計に役立てることを目標としている。 昨年度までの成果から、一個所定常排水条件における管内圧力分布の予測法を確立したが、本年度はこれを複数個所排水の条件に拡張するため、実験設備の伸張通気管部分に新たにバタフライ弁を取付け、負荷の合計値と通気流量がほぼ同一の条件で、上層下層の排水負荷の比率の異なる場合、負荷間隔が異なる場合の実験データを数多く収集した。データの分析より、上層階排水によるBゾーン長さ以内で下層階の排水が行われる場合、上層、下層ともに最大負圧は大きくなる傾向があるが、十分排水距離が離れると、上層部の最大負圧は一個所排水の場合と概ね一致すること、下層部の最大負圧はその排水位置によらず一定となる傾向があることを確認した。また、この条件での下層階の最大負圧に関する抵抗係数は、合計排水負荷に関する下層負荷の比率を用いて一意的に表されることを見出した。また、下層部のBゾーン長さは一個所排水時の場合と比べて大きくなり、圧力と長さスケールの関係は0.7乗のべき指数関係とは異なる傾向になることが分かった。 今後の研究家庭で関係式の係数決定を行っていくことにより、複数箇所排水の場合の管内圧力分布の予測法が確立可能であるとの見通しを得た。
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[Publications] 佐々木淳,倉渕隆,他: "集合住宅における排水立て管内圧分布に関する研究 その10" 日本建築学会大会学術講演梗概集. 439-440 (1996)
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[Publications] Cheng-LiCHENG,Motoyasu KAMATA et al.: "Study on Pressure Distribution of Drainage Stack in High-Rise Apartment Houses" Reprinted from JOURNAL OF THE GRADUATE SCHOOL AND FACULTY OF ENGINEERING,THE UNIVERSITY OF TOKYO(B). Vol.XLIII,No.4. 467-489 (1996)
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[Publications] Cheng-LiCHENG,Motoyasu KAMATA et al.: "Study on Pressure Distribution of Drainage Stack in High-Rise Apartment Houses" CIB-W 62 Seminar. Topic B4. 1-24 (1996)