1995 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
06452366
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
高橋 強 京都大学, 農学部, 教授 (80021707)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
三宅 康成 岐阜大学, 農学部, 助手 (60262755)
治多 伸介 京都大学, 農学部, 助手 (60218659)
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Keywords | 農村環境 / 環境保全 / 景観 / 生産環境 / 生活環境 |
Research Abstract |
地域環境保全のための農村整備計画策定手法を明らかにするため、神戸市北区山田町を事例として現況調査、住民意向調査等をもとにして当地区の整備計画案を作成した。 1.地区の特徴 神戸市中心部まで約30分と交通至便の立地条件にあるが、全域農振地域に属しており、転作作物としての菊の栽培など、農業が盛んな地区である。しかし、高齢化や都市化の進行など、将来への展望は非常に厳しい。一方、本地区の周辺には六甲山系や丹生山系など豊富な自然環境に恵まれ、ハイキングコース、神社仏閣、史跡などもあって都市住民からも親しまれている。 2.計画の課題 当地区の貴重な文化遺産や自然環境を保全しながら、地区住民の意向に沿った地域活性化を目指すための土地利用の誘導と、自然環境にあった生産基盤整備、生活環境整備を実現することが必要である。 3.計画の概要 神戸市では人と自然との共生ゾーンに関する条令により計画的な土地利用の誘導を図ることとなっている。これに基づいて本地区では、坂本集落周辺を集落居住区域、志染川沿いの農地を農業保全区域、背後山地は環境保全区域とした。また、ジョンノ池と薬師堂周辺、志染川沿い一帯についても環境保全区域として地区景観に配慮した整備に努める。県道沿いの農地は農振白地であるところから集落居住区域とするが、当面は暫定農地として保全利用を図り、沿道の修景と環境保全に努める。
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