1994 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
06452419
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
菅井 秀郎 名古屋大学, 工学部, 教授 (40005517)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中村 圭二 名古屋大学, 工学部, 助手 (20227888)
豊田 浩孝 名古屋大学, 工学部, 講師 (70207653)
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Keywords | 第一壁コンディショニング / ボロンコーティング / リチウムコーティング / 水素リサイクリング / 酸素ゲッタリング / 不純物制御 / デカボラン / ECRプラズマ |
Research Abstract |
(1)リチウムコーティングの研究 リチウム蒸着による壁のコンディショニングに関して多くの新しい知見が得られた。すなわち、リチウムは酸素を強くゲッターしてバルクの中までLiO_2Oを形成するらしいこと、また、リチウムの1原子につき水素1原子を吸収することがわかった。核融合研のJIPP T-IIUでリチウムコーティングを行ったところ、酸素不純物と水素リサイクリングの低減がみられた。一方、リチウム膜に吸収された水素は200℃くらいの低温で脱離することがわかってきた。 (2)RF/DC重畳放電の研究 DCグロー放電によるボロニゼーションはボロン膜が壁に堆積するにつれて放電が消えやすくなり、再点火も困難になる。そこで陽極にRFをキャパシティブに重畳すると、放電持続領域が広がり、安定なポロニゼーションが可能になった。 (3)ECRマイクロ波プラズマによるボロニゼーションの研究 2.45GHzの電子サイクロトロン共鳴を用いる直線プラズマ装置を本年度に建設した。このヘリウムプラズマにデカボランを流してコーティングされるボロン膜の堆積分布を調べる予備的実験を行った。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] M.Yamage.H.Sugai: "A New Approach to Boronization of Fusion Devices" Japanese Journal of Applied Physics. Series 10. 184-187 (1994)
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[Publications] H.Sugai 他7名: "Wall Conditioning with Lithium Evaporation" 11th Int.Conf.on Plasma Surface Interactions. 28- (1994)
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[Publications] M.Yamage 他9名: "Hydrogen Content and Isotope Exchange in Boronization" 11th Int.Conf.on Plasma Surface Interactions. 141- (1994)
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[Publications] N.Node 他14名: "Boronization Study for Application to Large Helical Device" 11th Int.Conf.on Plasma Surface Interactions. 111- (1994)
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[Publications] N.Ogiwara 他9名: "The Reaction of Energetic O_2^+IonS with Boron Carbide" 11th Int.Conf.on Plasma Surface Interactions. 142- (1994)
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[Publications] K.Kondo 他16名: "Impurity Behavior in Heliotoron E" 11th Int.Conf.on Plasma Surface Interactions. 215- (1994)