1995 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
06452420
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Research Institution | KYOTO UNIVERSITY |
Principal Investigator |
曄道 恭 京都大学, 大学院・理学研究科, 教授 (50025384)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
前川 孝 京都大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (20127137)
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Keywords | 電流駆動 / MHD / 磁気軸 / 鋸歯状振動 / 電子サイクロトロン / ECH |
Research Abstract |
1 本年度は2年計画の最終年度であり、WT-3トカマク(大半径65cm,小半径20cm、最大トロイダル磁場1.75T)のオーミック加熱プラズマ及び低域混成波電流駆動プラズマをターゲットとして磁気軸上電流駆動実験を推進すると共に、新ジャイロトロン(88GHz、200kW)による新ECHシステムを立ち上げた。 2 低域混成波電流駆動による直流電場の無いプラズマをターゲットとして、現有のECHシステム(56GHz,200kW)により磁気軸上でECHを行うと、ポロイダルモード数m=2/トロイダルモード数n=1のMHD振動が励起された。さらにEC加熱層をずらし、磁気軸近傍のECHを行うと、鋸歯状振動が出現した。但し、この鋸歯状振動は通常観測されるm=1/n=1のプリカーサでなくm=2/n=1のプリカーサを伴っていることが5方向軟X線カメラによるコンピュータトモグラフィにより判明し、崩壊に伴う熱の流れも、通常の鋸歯状振動の崩壊と異なる事が分かった。これらの結果は、磁気軸上の安全係数q(0)がECHにより小さくなった事、あるいは磁気軸近傍のq分布が変化した事によると推測された。15EA03:3 オーミック加熱プラズマに低域混成波電流駆動を行った場合にも、2で述べたのと同様のm=2/n=1のMHD振動がプリカーサとなる鋸歯状振動の崩壊が見つかった、この場合はさらにつづいてm=3/n=2がプリカーサとなる崩壊現象も出現した。これらに伴う熱の流れ、m=2/n=1及びm=3/n=2モード間の結合などについて5方向軟X線カメラによるコンピュータトモグラフィで調べ、2の結果と合わせて、通常の鋸歯状振動の崩壊の場合と比較した。
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Research Products
(3 results)
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[Publications] S. Yoshimura: "Control of MHD Activities by Electron Cyclotron Heating in WF3" Fusion Engineering and Design.26. 77-81 (1995)
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[Publications] T. Maehara: "Fast Electron Momentumn Distributions in Lower Hybridand Electron Cyltotron Curront Drive Plasmas" Phys-Letters A. 208. 143-149 (1995)
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[Publications] T. Maekawa: "ECH System Usisng an 88GHz Gylotron for the WF3 Tokamak" Proc. 11th Topical Conf. on RF Power in Plasmas. 151-154 (1995)